操作される側のPCで行うこと
操作されるPCでの設定であるが、上述したTeamViewer QS.exeを使うだけで行うことができる。実際に起動すると、図11のようなダイアログが表示される。
使用中のIDとパスワードが表示される。パスワードは、そのたびに作成されるワンタイムパスワードなので安全性が高い。このIDとパスワードを操作する側のPCのTeamViewerに入力する。
操作する側のPCに、リモートの環境が表示される。
画面では、わかりにくいかもしれないが、ウインドウ内の操作は、まったく普通のPCとおなじように行うことができる。同時に、操作される側のPCでも同じように表示が行われる。
操作する側のPCで、[操作]→[リモートシステム情報]を表示したのが、図15である。
他のメニューを見ても、操作の幅の広さがうかがえるだろう。
ここまでの手順をみていただいて、おわかりと思うが、非常に簡単にリモート環境を構築することができる。必要なのは、インターネットアクセスくらいである。活用方法については後述するとして、遠隔地という距離感や別マシンという意識をなきものにするのが、TeamViewerといえるだろう。