古いPCから新しいPCへ - ファイナルパソコン引越しenterprise
続いて登壇したのは、取締役CTOの志田大輔氏である。
2020年1月14日と聞いて、すぐに思い浮かぶことはあるだろうか。志田氏の講演は、ここからスタートした。正解は、Windows 7のサポートの終了日である。2014年4月のWindows XPのサポート停止を思い出す人もおられるであろう。そして、そのコストと手間の大きさに多くの人々が苦労をした。どのくらい費用と時間がかかるか、志田氏は以下の試算を示した。
これを2020年1月までに完了する必要があるのだ。AOSデータでは約10年前から、引越し用ソフトのファイナルパソコン引越しシリーズを提供してきた。今回、紹介されたファイナルパソコン引越しenterpriseも、新製品ではない。しかし、2020年問題を控え、改めてその存在が注目されるといってもいいだろう。ファイナルパソコン引越しenterpriseであるが、個人向けのファイナルパソコン引越しと異なるのは、ポリシーマネージャを持つことである。管理者があらかじめ、引越しルールをポリシーマネージャで作成する。従業員は、サーバーにインストールされたプログラムを実行する(クリックする程度)だけである。
部署ごとにルールを作成するなど、柔軟な対応が可能である。さらに、志田氏は、実際に引越し作業のデモを行った。
会場では、デモ機も展示されていた。
2020年1月まであと2年ほどである。企業での移行を考えた場合、2019年には移行を完了させるべきであろう。その際に有力なソリューションとなるのが、ファイナルパソコン引越しenterpriseである。2020年1月に向けて、移行計画などを準備したい。