これからAlexaはますますスマートになる

本日の記者発表会で明らかになった「Alexaでできること」はまだ氷山の一角でしかないようです。米Amazonからイベントに出席したイアン・マカリスター氏は「もしご家庭に複数台のEchoスピーカーをお持ちなら、今後ひとつの音楽ソースを複数のスピーカーで一斉に鳴らすマルチルーム再生が可能になります」と語っています。

Google Homeスピーカーでも同様のことができますが、Googleの場合はホームネットワーク上で複数のデバイスをリンクさせる仕組みなのに対して、Echoシリーズは1台ずつがクラウドにあるAWSにつながって、ひとつの音楽ソースを同時に再生する仕組みになっているところが違いになります。本日の発表会でマルチルーム再生のデモンストレーションを体験することができました。近く日本を含むAlexaが展開されている世界各地域で利用可能になるそうです。

パートナーであるharman/kardonが開発したAlexaスマートスピーカー「Allure」

マカリスター氏は「多くの方々に使ってもらうことで、Alexaが日本のユーザーにとって一番スマートなスピーカーに成長していきます。アメリカで最初にAmazon Echoを発売した時には、利用できるスキルの数がたったの13種類でしたが、いまでは何万種類も揃っています。日本の方々の支援を得ながら、Echoシリーズによる体験がますます充実したものになることを願っています」と語っていました。

「日本のユーザーはAmazonにとってとても心強いパートナーです」と語ってくれたイアン・マカリスター氏

筆者はこの秋、日本で発売されたスマートスピーカーをいろいろと使ってみて、どの製品・サービスもまだ「生まれたて」という印象を持っていますが、それぞれに大きな伸びしろがあることも強く実感しています。Echoシリーズも、発売後にめきめきと成長して行く姿を見たいものですね。