筆者が最もありがたく感じているのはIPサイマルラジオサービスの「radiko.jp(ラジコ)」がGoogle Homeから使えるようになったことだ。

Google Homeを導入してから、取りあえずSpotifyのアカウントを登録して音楽を聴いていたのだが、たまにはラジオ番組のように軽快なトークにも耳を傾けたり、ニュースなどの情報もチェックしたりしながら、合間にリラックスした雰囲気でBGMとしての音楽を楽しみたいと思うようになっているところである。

現在は「OK Google、ラジコでJ-WAVE(など局名)を聴かせて」とスピーカーにお願いすれば、ユーザーの住まいのエリアをカバーするラジオ局のライブプログラムがエアチェックできる。

「OK Google」と呼びかけると4色のLEDが点灯する

アプリを別途ダウンロードする手間なども必要ないので、反対にいつの間にかradiko.jpが使えるようになっていたことを知らなかったという方もいるだろう。radiko.jpのPC版Webサイトやスマホアプリでは、過去プログラムも聴取できる「タイムフリー」や、有料のプレミアム会員に開放されている「エリアフリー」の機能もあるが、これらはいまのところGoogle Homeではまだ利用できないみたいだ。でもまずはラジオ番組というコンテンツの選択肢が広がっただけでも大歓迎だ。この調子でぜひTuneInなど海外のインターネットラジオが聴けるサービスもプラットフォームにどんどん乗り入れて欲しい。

「食べログ」も対応開始、話しかけると起動

ほかにも楽天が運営する料理レシピのサービス「楽天レシピ」や、「食べログ」のグルメ情報サービス、「ベストティーチャー」の英会話などが10月下旬からGoogle Homeに対応した。現在は無料で使えるようだ。

使い方はとても簡単で「OK Google、食べログと話す」と話しかけるとサービスが立ち上がるので、探したい駅名、料理の種類といった感じでリクエストを投げかけていくと、登録されている食事処を数件ピックアップ。クチコミを読み上げてくれる。

食べログのサービスについては、ふだんPCで使い慣れているためか、音声でのやり取りが若干まどろっこしく感じてしまう。スピーカーから返ってくる検索結果や口コミ情報の案内も音声のみなので、特に料理や店の雰囲気は写真を見ながらチェックしたい。Google Homeにディスプレイが付いていればいいのかもしれない。スマートスピーカーにも向き・不向きのサービスがあるということがよくわかった。

でも、この調子で色んなサービスが順調に追加されていけば飽きることもなさそうだし、そのうち自分がやりたいことにピタリとハマるキラーコンテンツにも巡り会えそうだ。

Google Homeで「食べログ」との連携を試してみたところ