そこで、コンパクトファニチャーは「ムダのない」「機能性の高い」などの発想から開発を進めた。消費者には「Luxury」「2WAY」「Easy Maintenance」「Storage」の4つのコンセプトをアピールする。Luxuryは「上質」で「かわいい」こと、2WAYは可変性、Easy Maintenanceはメンテナンスの簡単さ、Storageは収納スペースの多さを意味している。これらの製品群をフェミニンテイストの「ティアラシリーズ」と北欧テイストの「ノルディックシリーズ」の2ラインで展開する。
フェミニンな「ティアラ」と北欧の「ノルディック」の2ライン
例えばベッドはソファにもなり、ソファはリビングでもダイニングでも使え、カウンターはダイニングテーブルにもなり、チェアはテーブルにもなる仕様(2WAY)。ベッドはマットレスがずらしやすく女性でもシーツ交換が容易に行える(Easy Maintenance)ことに加え、引き出しにはシーツなどの寝具がしまえる(Storage)。ソファも座部分が簡単に取り外せるほか、座面の下は大きな収納にした。軽い素材を使用する、キャスターを付ける、といった工夫も施した。
小島代表は「女性は家で過ごす時間が充実してくると、それがエネルギーになります。1LDKや2LDKで暮らす女性を想定して開発した、コンパクトファニチャーで日常生活を楽しんでもらえたら」と話していた。