アクションシーンもパワーアップ

――アクションシーン、九十九が走ってる車に乗ってフロントガラスを突き破っていくところは驚きました。

あれは本当にやっています。車の上に手をついて突っ込んで、なんとか回って、膝でフロントガラスを壊すことができて、本当に良かったと思います(笑)。割とガラスが厚めだったので、膝が痛くて大変でした。これまでは肉弾戦が多かったんですが、『END OF SKY』ではカーアクション、バイクアクションもパワーアップしていたので、そこが見どころじゃないかな、と思っています。

『FINAL MISSION』でも、カーアクションなど、もちろん派手アクションはあります。プラス、前まで犬猿の仲だったMUGENの2人と雨宮兄弟の意見が合致して手を組むアクションともあるので、楽しみにしていただければと思います。

――雨宮兄弟と一緒の撮影で、何か変化などはありましたか?

4対1で源治と向き合うという構図があったので、例えばライバルだった琥珀さんと雨宮雅貴が手を組むところは、「まさかこの2人が」という楽しみ方ができると思います。さらに、いつも2人のちょっと後ろにいる九十九と広斗が無言で助け合うのも見どころです。

源治は『END OF SKY』と『FINAL MISSION』の肝となるボスなので、4対1でやるシーンもアクションの分量がすごく多いんですけど、すごく集中していたと思います。撮影現場の雰囲気はいつも通りでした。TAKAHIROさんも登坂さんも気さくで明るいですし、現場は盛り上がっていました。

――アクションシーンは本当に大変そうですよね。

アクションは、前回より条件はシビアだったかもしれないです。日数も限られていますし、スケジュールを縫って稽古させてもらっていました。

――『END OF SKY』で、良かったなと思ったシーンはありましたか? 自分のシーンじゃなくても。

NAOTOさんが殴られて、肘でバウンドするところです。やっぱり、身体能力がすごい!あと、(岩永)ジョーイくんのトリッキングもすごいなと思って見ていました。

中央で照れる撮影

――『FINAL MISSION』撮影の中で印象的なシーンはありましたか?

終盤にみんなが集まるシーンがあるんですけど……これは言っていいのかな? 予告にも出ているなら大丈夫か。そこはやっぱり緊張というか、緊迫感というか……とにかく照れましたね。MUGENと雨宮兄弟が全チームに囲まれるところがあるんですけど、いろんな人が集まっていたので、緊張感がありました。

――それは中央にいるというプレッシャーでしょうか?

素直に「俺……?」ってずっと思っていました。芝居でも、若干その戸惑いが出ているかもしれないです(笑)。九十九としてあまり団体行動をとったことがなかったので、照れました。

――それも九十九っぽいですね。HiGH&LOWプロジェクトとは、青柳さんにとってはどういう存在でしょうか?

会社全体でやっていることなので、みんなで盛り上げて行きたいです。子供とか、中高生とか、あとはアニメが好きな方々にも観ていただけて、広がっているという話は聞いているのですごく嬉しいですし、もっと盛り上げていけたらと思います。

――最終章と銘打たれている『FINAL MISSION』ですが、HiGH&LOWプロジェクトはこの先どんな展開が期待できそうだと思いますか?

アインシュタインが、「もし第3次世界大戦があったら、その次の第4次世界大戦は石と棍棒で原始的に戦っているだろう」という話をしていたらしいと聞いて。だからHiGH&LOWも、『THE MOVIE 4』があるなら、もしかしたら自転車や三輪車に戻ってるのかな?(笑)