長い文章の翻訳もスムーズ

日本語を他の言語に翻訳する場合は、POCKETALK本体で左の矢印キーを押して話しかけます。逆に、他の言語を日本語に訳する場合は、右の矢印キーを押して話しかけます。翻訳結果は画面にテキストで表示されるほか、スピーカーから音声が出力されるというわけです(翻訳結果の音声出力対応言語のみ)。

【動画】POCKETALKの日英通訳
※音声が流れます、ご注意ください

【動画】POCKETALKの英日通訳
※音声が流れます、ご注意ください

実際に試してみると、起動が早く操作が簡単、直感的なのが魅力的です。軽くて小さいので持ち運びもしやすいです。試しにいくつか翻訳してみましたが、長い文章を続けて話しても翻訳するので、本当に会話をするような感覚で使えて便利です。ダイナミックスピーカーを内蔵しているので、発表会のような騒がしい場所でも十分に聞き取ることができました。しかし、タップ操作はコツがいるので、旅行の前に何度か練習して操作に慣れておくとよさそうです。

音量調整や言語の選択は矢印キー行います

専用デバイスならではの魅力

スマートフォン(スマホ)のアプリを使って翻訳する場合と比べると、起動が早くステップが少ないので、使いたいときにサッと使えるのがうれしいところ。また、会話をしたいからといって、見知らぬ人にスマートフォンを渡すことに抵抗がある場合でも、ポケトークを使えばスマートフォンを渡す必要がありません。また、翻訳の履歴表示に対応しているので、よく使うフレーズや、聞き返されたときにもすぐに呼び出すことができます。

旅行のほか、具体的な表現のチェックなど外国語の学習にも役立ちそうです。ソースネクストでは、旅行、学習、ビジネス、訪日外国人観光客と日本人スタッフのコミュニケーション手段など、幅広いシーンでの活用を期待し、2020年までに50万台の販売を目指すとしています。また、販売だけでなく法人向けのレンタルサービスも展開する予定です。

法人向けレンタルサービスも行う予定

テキストのフォントが大きくなって欲しい

POCKETALKは、軽くて起動が早く、高い翻訳精度で長い文章の翻訳も可能という点がとても魅力です。対応言語も多いので、これ1台でいろいろの国の人と話ができそうでワクワクします。

一方、改良されたらうれしいなと思う部分がちょっとだけあります。POCKETALKはテキストと音声、両方で翻訳する点が魅力なのですが、フォントが小さいので、シニア世代には読みにくいかもしれません。

表示画面が1.3型(320×320ピクセル)という大きさなので仕方ないかもしれませんが、次のモデルでは、フォントの大きさを変更できるようになっているともっと便利になりそうです。また、ストラップホールがないので、落とさないか不安です。もし自分が使う場合は、背面にスマホ用のホールドリングなどをつけようと思います。

ソースネクストのsSHOPのほか、ヨドバシカメラとビックカメラでも取り扱うそうです(※発表時)