新しいコントロールセンターの特徴は、カスタマイズに対応した点だ。
「設定」アプリに用意された「コントロールセンター」の項目からカスタマイズを選ぶと、コントロールセンターの中に表示するボタンとその並び方を変更することができるようになった。
現状はiOSにプリセットの機能やアプリのみしか追加することができないが、それでも多彩な機能を呼び出せる。例えば、省電力モードやフラッシュライト、ホーム、カメラ、画面収録、ドライブモードといったiOSと端末そのものの機能や、タイマー、メモ、ボイスメモ、Apple TV Remoteなどがそれにあたる。
コントロールセンターに追加できるボタンは、単純にON/OFFをコントロールするものと、アプリの機能を呼び出すショートカットに分類できる。
カスタマイズの際に注意しておきたいことがいくつかある。カスタマイズ画面の中では、並び順を変更ことができるが、リストの順番を入れ替えるとアイコンがグリッドで並べられるため、あまり直感的なカスタマイズ方法とはいえない。よく使うボタンほど、リストの下に配置しておく必要があるし、リストの個数を4の倍数にしないと、一番届きやすい右下のスペースを空白にしてしまうことになる。iPhoneの場合、追加する個数は8個か12個が最適、といえる。