そんな厄介な「夏の冷え症」にならないために日常生活の中でできる3つの対策を紹介しよう。一日の中で「冷えを感じる」という人は、実践してみるのもいいだろう。
体を温める食べ物を摂取する
■ビタミンE
手足の温度を上げるのはビタミンE。この時期はかぼちゃなどの緑黄色野菜やアーモンドがお勧めだ。
■ニンニクやショウガ、とうがらしなどのスパイス
深部体温を上げてくれるので、今の時期にこそ積極的に摂りたい食材。ニンニクはにおいが気になるという人は、におわないニンニクや休日前でもよいので、夏バテ防止にしっかり摂るように。
■発酵食品
免疫力アップには、腸内環境を整えるために納豆やみそ、ヨーグルト、ぬか漬けなどの発酵食品も意識して食べよう。
適度な運動をおこなう
筋肉を動かすことで体は熱を生むため、冷房の中にいるという人ほど運動は必要。筋肉量が少ないと冷えやすい体になるため、運動や栄養バランスを心がけることが重要だ。
特に足腰や体幹の筋肉を鍛えるため、体幹トレーニング後にウォーキングするのがよい。気温の高い日中は避けて、朝や夕方の比較的涼しい時間を選んで、熱中症には十分気をつけて運動するのがベター。
十分な睡眠をとる
「眠れない」「夜中に目が覚める」などの睡眠不足は、自律神経の乱れを決定づける。昼間に室温が上がった部屋は壁自体に熱がこもっているため、寝るときに冷房を消すとすぐに室温が上がって寝苦しくなる。タイマー機能などを使って夕方から冷房を入れ、就寝後にも快適な環境になるようにしよう。