3人でパレードに参加
――今回の撮影中には、土屋さん、高杉さんと3人でテーマパークに遊びに行かれたとか。
3人と、マネージャーとで行きました。たまたまお休みになったので、これはもう、充実させた日にするしかないと思って。
――誰が1番はしゃいでたんですか?
太鳳ですよね(笑)。僕も真宙もパレードに参加するタイプじゃないんですが、太鳳に「行くよ、絶対楽しいから!」と引っ張られながら連れていかれて……。まさか自分がテーマパークのパレードに入り込んで踊る日が来るなんて、思ってもみなかったです。
――それは、周りにバレちゃうんじゃないですか!?
マネージャーさんは「ああ~!」って頭を抱えていました(笑)。でも、すごい青春を感じました。
―― ちなみに高杉さんは、間宮さんとの撮影について「おすすめした漫画を読んでくれたのが嬉しかった」と教えてくれました。次は『ザ・ファブル』がおすすめだそうです。
直接言えや!(笑) 『ザ・ファブル』、読みます。
――現場でもよくそういうお話をされていたんですか?
僕がちょうど、漫画やアニメが世界に誇る文化として特集されているのを見て、興味を持ち始めた時期だったんです。小さい頃、漫画やアニメにかじりつくタイプじゃなくて、どちらかというと外で遊んでいた子供だったので、もっと触れてみようと思い、詳しい真宙に、いろいろ聞いていました。新しい趣味みたいな感覚です。
新しい時代の予感
――映画『帝一の國』も話題になっていましたが、20代前半の方々が活気付いていて、間宮さんもどんどんブレイクされているように思います。ご自身では実感はありますか?
感じますね。意識しないと言っている同世代は、多分嘘です(笑)。取材などいろいろな場所で、僕らの世代の層が厚くて「いろいろな役者が出てきてますよね」と、絶対に言われてるんだから、知らぬ存ぜぬは通用しないと思います。「負けないぞ」というようなことじゃなくて、普通に意識はしてると思うんですよね。
でもみんな、仲良しです。僕は友達がすごく多く、『帝一の國』で初共演だった竹内(涼真)と志尊(淳)も普通に飲み友達ではあったので、「共演者みんな友達だな!」と思いました。今回も矢本悠馬と共演していますが、あいつはもうただの親友なので、共演すると若干気持ち悪いなというのはあるんですけど(笑)。
10代からやっている人が多くて、その中で辞めていった子も見ていて、何とか残って今、こうやって共演しているので、仲間意識が強いんじゃないかなと思います。「ライバル意識はありますか」と聞かれることもありますけど、負ける負けないというよりも、同世代で作る新しい時代というか。
例えば菅田将暉もいろんなことをやってブレイクしていて、彼があれだけ評価される僕らの世代って面白いと思うんです。どんどん面白い方向へ行く予感みたいなものを感じているので、自分も何か刺激を与えられるように、やっていけたらいいなと思います。
――ライバルというより、全体が活気付いているようなイメージがあります。
そうですよね。それは役者に限ったことじゃないと思います。10代の時から友達だったバンドのSuchmosもいまものすごいブレイクしていて、どんどん一皮も二皮もむけている。僕はあんまり詳しくないですけど、ファッションでも16歳がデザイナーをやっていると聞いて、びっくりしたし。俳優だけじゃなくて、いろんな意味でつながったりするカルチャーがあって。それで面白くなるのはいいことだな、と思っています。