キーボードの打鍵感は良好だ。キーを強く叩くとわずかにたわみが発生するが、体感的には沈み込みはほとんど感じない。またキーピッチは実測約19mm確保されているので、自然にホームポジションに指を構えられる。
試用していて気になったのがキートップ刻印の視認性。少し暗い環境光下では、真上からは刻印がしっかり見えたとしても、斜めからは見づらく感じる角度があった。キーボードバックライトを点灯すれば改善されるので、環境光に応じてこまめにオンオフするといいだろう。
Enterキーの右側一列に、Delete、Home、Pg Up、Pg Dn、Endキーが配置されている点は、好みが分かれるところ。キー同士が離れたアイソレーションキーボードなので慣れれば打ち間違えることはないが、個人的には多用するEnterキーは右端にあってほしい。
(編注:ちなみに編集Hは、HP ENVY 13と同じタイプのキーボードをそれなりに使ってきていて、やはり慣れれば問題ない。むしろHome、End、Pg Up、Pg Dnを頻繁に使うので、独立キーであるメリットのほうが大きく感じる。Fnキーとの組み合わせより、はるかに使いやすい)
タッチパッドはしっかりとしたクリック感がある。やや固めで、ストロークも深い。ドラッグやダブルクリックの操作などで、カーソルがずれることによる誤入力が発生しやすく感じた。細かなカーソル操作を多用する作業にはマウスを用意したほうがいい。