キーボードの打鍵感は良好だ。キーを強く叩くとわずかにたわみが発生するが、体感的には沈み込みはほとんど感じない。またキーピッチは実測約19mm確保されているので、自然にホームポジションに指を構えられる。

試用していて気になったのがキートップ刻印の視認性。少し暗い環境光下では、真上からは刻印がしっかり見えたとしても、斜めからは見づらく感じる角度があった。キーボードバックライトを点灯すれば改善されるので、環境光に応じてこまめにオンオフするといいだろう。

キーボードは89キーの日本語配列

Enterキーの右側一列に、Delete、Home、Pg Up、Pg Dn、Endキーが配置されている点は、好みが分かれるところ。キー同士が離れたアイソレーションキーボードなので慣れれば打ち間違えることはないが、個人的には多用するEnterキーは右端にあってほしい。

(編注:ちなみに編集Hは、HP ENVY 13と同じタイプのキーボードをそれなりに使ってきていて、やはり慣れれば問題ない。むしろHome、End、Pg Up、Pg Dnを頻繁に使うので、独立キーであるメリットのほうが大きく感じる。Fnキーとの組み合わせより、はるかに使いやすい)

キーピッチは実測約19mm。筆者はEnterキーの右に1列キーがあるノートPCを常用したことがないので、慣れるまで入力しづらく感じた

キートップの地と刻印の色との組み合わせによるものか、少し暗めの場所では角度によってキーボードの刻印が見えづらくなることがあった。バックライトを点灯すれば見やすくなるが、消費電力が増えてしまう

タッチパッドはしっかりとしたクリック感がある。やや固めで、ストロークも深い。ドラッグやダブルクリックの操作などで、カーソルがずれることによる誤入力が発生しやすく感じた。細かなカーソル操作を多用する作業にはマウスを用意したほうがいい。

ディスプレイを開くと、ヒンジ部がボディを持ち上げて、キーボード面に適度な角度がつく

タッチパッドの縁にはダイヤモンドカット加工が施されており、高級感が演出されている