間もなく配信が予定されている、スマートフォン向けゲームアプリ『アニドルカラーズ』。動物の能力を持ったアニマルアイドル、通称「アニドル」を目指して、養成学校「シリウス学園」を舞台に奮闘するアニドル候補生たちを、プレーヤーが「キュアマネージャー」としてサポートする。個性的なアニドルの卵達と、彼らが織りなすドラマが楽しみな、この夏注目の「アニドル」育成ゲームだ。

寺島惇太(てらしまじゅんた)。8月11日生まれ。長野県出身。ケンユウオフィス所属。主な出演作は『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』一条シン役、『イナズマイレブンGO』雪村豹牙役、『アニメガタリズ』中野光輝役など(左)
山谷祥生(やまやよしたか)。1992年2月15日生まれ。宮城県出身。WITH LINE所属。主な出演作は『一週間フレンズ。』長谷祐樹役、『暗殺教室』杉野友人役、『TSUKIPRO THE ANIMATION』八重樫剣介役など(右)

今回はアニドルの卵ユニット「7Colors」の、朝日悠希(あさひ・ゆうき)役を演じる寺島惇太、夏月斗羽(かづき・とわ)役を演じる山谷祥生を直撃! 登場するキャラクター達の魅力や、びっくりな動物とのエピソードなどを聞いた。

ゲームを進める中で見えてくる、レアな表情に注目!

――まずは、それぞれが演じるキャラクターについて教えてください。

寺島 僕が演じる朝日悠希は、「走り出したら止まらない、わんこ系男子」というキャッチフレーズがついてるんですけど、とにかく犬みたいに元気で、感情の表現がわかりやすいキャラクターです。喜ぶときにはすごく喜んで、でも怒られたりするとすごくシュンとしちゃう。そこも犬っぽさがあって、演じていて楽しいキャラクターですね。基本はずっと元気なんですけど、たまにシュンとする、そのギャップがかわいいです。

山谷 僕が演じる夏月斗羽は、開花後の動物が豹ということで、悠希くんと比べると感情の起伏は薄いんですけど、その内側に秘めてる想いをしっかり持ってるキャラクターです。お兄ちゃんの夏月雫(かづき・しずく)に追いつきたい、もはやお兄ちゃんになりたいくらいの気持ちで色んなことをがんばってます。キャッチフレーズは「初心な天才肌のツンツン系男子」ってことで、クールでツンツンしていて、最初はみんなのことを下に見ていて毒舌だったり、ちょっとトゲトゲしいイメージを持たれてしまうと思うんです。でも、じょじょにメンバーの「尊敬できるな」ってところを見つけて、距離感が縮まって絆が芽生えていくうちに、デレの部分が少し出てきたりして、人間らしい部分が見えてきます。

――「アニドル」候補生ということで、悠希と斗羽の推しポイントはどこですか?

寺島 悠希くんは、見てるだけで元気をもらえると思うんですよね。あんまり細かいことは気にしないで、とにかくやってみようっていう行動派なんで。ちょっと悩んでる時とか、すっきりしないなという時に悠希くんのそういう姿を見てもらったら、自然と元気が出るのかなと思います。あと、ちょっとおバカなところもかわいい。犬って、バカっぽいところもかわいいじゃないですか。自分のしっぽをぐるぐる追いかけて回ったりたりとか、小さな虫にびくってなったりとか。そういう部分も持ってるキャラです。

山谷 斗羽は、最初は表情が乏しいんです。内側に想いが渦巻いてたとしても、それが表情に出ないし、言葉にも乗っからない。でも、ストーリーが進むにつれて人間味あふれるキャラクターになっていくんです。その時の表情の変化に注目してもらいたいですね。笑ったり、デレたりする瞬間がゲームを進めていくといずれ見えるので、楽しみにしてほしいです。なにせツンデレじゃなくてツンツン系ですからね。それもツンデレの一種かもしれないけど、とくにツンが強いので。笑顔がレアだと思う。

――キャラクターを演じる上で気を付けたことはありますか?

寺島 僕はとにかく7Colorsで一番元気なキャラっていうのを意識していました。例えばシリアスなシーンの時、悠希も空気を読めないわけではないので「深刻な話をしてるな」っていうのは感じ取るんですけど、他のメンバーと同じシリアスな声のトーンにしてしまうと、本当に暗いシーンになっちゃうので、沈みすぎない、元気さが常にどっかに残ってる演技を心がけましたね。悠希は頭があんまりよくないので「ど、どうしよう」「ねえ、斗羽どうしよう」ってすぐ斗羽に助けを求めにいっちゃうんです。

――お二人で放送していたWEBラジオ『アニドルカラーズ入学準備ゼミナール』の第1回で、寺島さん自身が「よく犬っぽいと言われる」とおっしゃってましたが、ご自身の犬っぽいところも悠希に反映されていますか?

寺島 犬って、忠犬って言葉もある通り、好きになった飼い主には本当に忠実に、とことんついていくイメージがあって。悠希もメンバー全員に対して忠犬なんですよ。斗羽や、白井さん演じる不知火颯(しらぬい・はやて)から冷たくあしらわれても、めげずに「一緒にやろうよ!」てついていく。僕も割とそういうところあるんですよ。好きな先輩には結構すり寄っていくっていうか(笑)、「今度飲みに行きましょうよ!」っていくんで。僕の中の、好きな人にどんどん近づいていく感じは悠希くんの芝居でも出せたんじゃないかなと思います。

――斗羽を演じたときのポイントはどこでしたか?

山谷 意識しなきゃいけなかったのは、悠希と寮も同室で、ニコイチなシーンが多いので、悠希との対比は考えました。あとストーリーが進むにつれて人間関係が変化して、みんなの距離が縮まっていく中で、それぞれが変わっていくんですけど、斗羽の場合は他のキャラクターよりもその変化が大きいのかなと思います。その部分を明確に表現していかなきゃと思いました。

――山谷さんの、ツンツンしたキャラクターは新鮮ですよね。

山谷 確かに、多くはないですね。今までは明るいキャラを演じることのほうが多かったかも。

寺島 それこそ悠希みたいなキャラクターが多いイメージあるよね。

――ツンツンキャラをやるにあたって、難しかったことはありますか?

山谷 言葉をしゃべるときの波っていうものがあんまりなくて、喋るときもわーってしゃべらずぼそぼそって言うことが多いんですね。なので、抑揚のない中、どれだけ気持ちをのせられるかっていうのが難しいなと思いました。下手すると全部が同じ言い方になっちゃう。なので、一つひとつのセリフを大切にやろうと思いましたね。

ゲーム配信後、人気になるのはどのキャラクター?

――7Colorsであえてひとり推しメンを選ぶなら誰ですか?

山谷 僕は蓮水巴瑠(はすみ・はる)。超ナルシストで、美意識がめちゃくちゃ高いキャラで、でも実はほの暗い闇というか、陰の部分も併せ持ってて、演じるうえでの色んな表現ができるキャラだと思います。演じていて楽しそう。巴瑠はナルシストなんだけど、実は自分のことばかりじゃなく、俯瞰して周りを見ていて鋭い一言を言ったり、明るくふるまってるけどコンプレックスを内に抱えていたりして、色んな表情があるのが魅力だと思います。

寺島 僕は白井さんがやってる不知火颯ですね。かっこいいし、すごい曲を作れるのに、最初みんなとは馴れ合わないでツンツンしててるところがいい。けど単純に、僕は何より白井さんのことが大好き(笑)

――中の人推しですね……!

寺島 普段の白井さんを知ってるんで、白井さんがこういうクールで男らしくてかっこいいキャラをやってると思うと笑っちゃって。がんばってかっこいい感じを出してる白井さんが好き(笑)。普段のあの人は、芸人みたいに笑いを貪欲にとりにいくタイプなのに、そのギャップが面白くて好きですね。さすが声優!っていう(笑)。

山谷 完全に、それ白井さんの役者としての魅力じゃん!(笑)

寺島 まあ、でも颯は一番女性に人気が出るんじゃないかな。女性は好きじゃないですか。ちょっと不良っぽい、一匹狼。……開花後はネコですけど。いただいた資料の中で、それぞれの立ち位置が書かれてたんですけど、 斗羽はホープで、颯はエースなんですよ。エースなんで、パフォーマンス力とかで女性をときめかせるのは、颯じゃないかなと思います。

山谷 お、そう来ます?

――山谷さんは誰が人気を集めると思いますか?

山谷 僕は斗羽のお兄ちゃんの雫が強いと思います。(中澤)まさともさんのやる、この雰囲気のキャラは絶対人気出ると思う。

――雫には「ご褒美は平手打ち、女王様系男子」というキャッチフレーズがついてますね。

山谷 風紀医員で、風紀を乱す人にバスっと強めにいっちゃうキャラですね。弟の斗羽とも壁を分厚くつくってて。まあそれは理由があるんですけど。本当にSっけが強めのキャラです。女性にウケるのも、Sっけがあるキャラなんじゃないかなと思いますね。これはリアルでも二次元でも、結局、ちょっと強気な男の人が好きっていうのが今の世の中の流れですからね。たぶん。わかんないけど(笑)。

寺島 壁ドンとかあるくらいですからね。強気じゃないとできないですから、壁ドンなんて。

山谷 できないよねー、やったことないよ(笑)。

寺島 でも、みんなが絶対に聞きたいのは、武内(駿輔)くんの演じる寿秋誉(すあき・ほまれ)だと思いますよ。

――寿秋誉のキャッチフレーズは「気まぐれ生徒会長♪変態系男子」ですね。

寺島 武内くんのこういう変態系男子キャラって結構珍しいんですよ。今まで、どっちかっていったら低音で、真面目だったり、荒々しいキャラだったり寡黙なキャラをやってたと思うんですけど、誉はめちゃめちゃセクシーなんですよ。武内くん、ついにセクシー解禁したんだって感じ(笑)。くねらせた喋り方が、うわー武内くん!!ってみなさん思う気がします。

山谷 確かに、そういう新しい一面をここにバーンとぶつけてるから、人気出そう!