「今持っているお金を有利に投資したい」「預貯金だけの蓄財では将来不安」といった若い世代が何に投資するかを考えるときに、不動産投資も考えの中に入れるとよいと思います。なぜなら、生涯賃貸派でない限り、いずれマイホームを取得することになります。大金を投資して手に入れる立派な資産であり、生涯を通じて存分に活用すべきものだからです。まずは、自宅の取得を通じて不動産投資というものを見つめてみましょう。

不動産投資のメリット

マイホーム取得で一度は経験する

マイホーム購入時こそ、絶好の勉強の機会です。

投資先として、収益性などが素人でもわかりやすい

良い物件は素人でもある程度判断できます。投資信託などは様々なファンドで構成され、その中のファンドがさらにいくつかのファンドで構成されているような場合、実態を知るのはほぼ不可能です。リーマンショックがなぜ起きたかを考えればわかります。プロが絶対なら、証券会社の倒産もないはずで、銀行の合併も少ないでしょう。

物件選びさえ間違わなければ、リスクは少ない

実物購入ですので災害、建物の安全性、市場性などを考えて選択すれば、リスクは比較的少なくて済みます。自宅であれば、家賃を払わなくて済みますし、団体信用生命保険にも加入できます。

マイホームの購入は立派な不動産投資

市場調査の方法を勉強しよう

「一般的には不人気の物件だけど、自分たちは気に入っている」というようなスタンスで住まいを選ぶと、住まいという大きな資産の活用範囲を狭めてしまいます。後々も有利に貸したり売ったりできる物件でないと、資産として万一の時に有効に活用できません。

マイホーム投資のリターンは何?

「マイホームと賃貸とではどちらが有利か」という命題は以前からたびたび話題に登場します。その都度検証データが提示されますが、いずれの時代でも生涯投資金額はほぼ同じという結果です。しかし働き手が死亡した場合は、住宅ローンは団体信用生命保険により、その後の負債はなくなります。しかし賃貸では家賃を払い続けなければなれません。マイホームは次世代へは資産が残ります。売却や賃貸で現金を得ることもできます。マイホームという安心感などに加えて、リスクに強いのが特徴です。

マイホーム購入で、万一の場合のリスクを減らすには?

大きな借金をするわけですので、万一何かしらのトラブルが起きた時に、対処する方法は考えておかなくてはなりません。市場性の高いマンションであることが必須です。物件近くの不動産会社で購入前に調査を行っておきましょう。私のケースでは月々の返済額より高く貸せるとわかって大いに安心しました。実家も都内にあって一時退避も可能だったのです。

※画像と本文は関係ありません