ライトペインティングはとてもカンタン

次に「ライトペインティング」。被写体の明るい部分を重ねてに取得していき、1枚の写真に合成する機能だ。「ライトペインティング」に含まれる4種類のモードの中では、「テールライトトレイル」がわかりやすく、車両のテールライトが尾を引く写真を楽に撮影可能だ。シャッターを開けている時間は任意で決められ、終了時にシャッターボタンを押す操作もある。ポイントとしては、1枚目の撮影データをもとに、以降は明るい部分だけを追加取得していくので、多少震えてもブレているようには見えにくいところだ。そのため、「夜景撮影」モードや「マニュアル」モードよりもお手軽である。

フェンスに押しつけて撮影する方法が、最初のトライアルとしてオススメ。車両通過時の振動以外、ブレへの影響を大きく減らせる

「テールライトトレイル」のサンプル。テールライトのノビはリアルタイムに表示されるので、ほどよいところで停止しよう

手持ちの場合は、1秒くらいを目安に挑戦してみよう。安全を確保しつつ、道路際になるべく寄ってみるとサクッと決まりやすい

「ライトペインティング」はホワイトバランスを調整できないのが残念。夜景っぽい色味に撮りたいときは「マニュアルモード」でがんばろう

「シルキーウォーター」は、水の流れだけを記録してくれる。シャッターボタンを2回連続タップするだけでも十分に流れた感じになる。夜の人混みを撮ってみても面白い絵が撮れるだろう

撮っていて楽しいカメラ機能

セミナーの内容が初心者向けの夜景撮影講座であったため、夜景撮影の話ばかりになってしまったが、日中シーンでの撮影においてもHUAWEI P10 Plusは、とても味のある絵を写してくれる。店頭でのテストショットでも十分に、その描写を体感できるので、まだハンズオンしたことのない人はぜひ体感してほしい。また、すでにHUAWEI P10やHUAWEI P10 Plusユーザーである場合は、花火大会などでカメラ機能を駆使してみてほしい。思いっきり楽しめるハズだ。