BlackBerry端末と言えばセキュリティー性の高さに定評がありますが、BlackBerry KEYoneにもプライバシー情報監視アプリ「DTEK by BlackBerry」が搭載されています。特に心強いと感じたのが、アプリケーションの権限を追跡する機能です。
インストールしているアプリケーションにどの権限を付与していて、個々のアプリケーションがどのくらい権限にアクセスしているか確認できます。「ヤダ、このアプリ、ほとんど起動していないのに、1043回も位置情報にアクセスしているんですけど。超キモいんですけど」的な使い方ができるわけです。端末標準の機能としてプライバシー情報監視アプリが用意されているのは安心感が高いですね。
パフォーマンスはまあまあ
そしてパフォーマンスは、ひとことで言うと「まあまあ」。ベンチマーク「AnTuTu Benchmark」が62657、「3D Mark Sling Shot Extreme」が461と、昨今のフラッグシップモデルと比べれば半分以下のスコアです。と書くとかなり遅く感じるかもしれませんが、「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」などはまったく問題なくプレイできました。ゲームプレイでは動作速度よりも、4.5インチという狭いディスプレイサイズの方が問題になりますね。
「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」を実際にプレイしてみました。動作設定が「3D標準」なら特にコマ落ちしているようには感じません。ただし画面サイズが小さいので、アイコンをタップしづらいですね |
おサイフケータイ対応モデルが欲しい!
筆者は7月23日にBlackBerry KEYoneを購入し、メイン端末として使い始めました。不便に感じているのはおサイフケータイ機能を利用できないことですが、バッグの中にiPhoneを入れて、腕にはApple Watchを装着することで、いまもメイン端末として使い続けています。完全プライベートの日にもスマホ2台持ちしているのはいかがなものかと正直思いますが、そのぐらいの不便は無問題と割り切れるほど物理QWERTYキーを搭載したBlackBerry KEYoneには魅力があります。
あまり数を見込めないでしょうが、以前BlackBerry端末を販売していたドコモさんにおかれましては、その魅力を日本のユーザーに刻み込んだ責任を取って、ぜひともおサイフケータイに対応したBlackBerry KEYoneをリリースしてほしいものです! ……という無茶振りで本稿の筆を置かせていただきます。