端末補償や設定サポートも用意
オプションサービスも充実をはかっていく。端末補償に関しては、月額500円で提供。自然故障、破損、水濡れの場合に修理・交換をサポートする。nuroモバイルで購入した端末はもちろん、そうでない端末(Android、iPhone、モバイルWi-Fiルータなど)にも対応する。
また、設定サポートとして2プランを提供する。「訪問サポート」は1回8,000円からのサービスで、スタッフが電話1本で日本全国のユーザー宅に訪問。45分以内でサポートを受けることができるという。「遠隔サポート」は1回2,000円からで、専用アプリを使ってWi-Fiの設定や、スマホの基本をサポートする。細井氏は「料金を明確にした上で、より安心、信頼いただけるサービスを提供していく」と述べた。
Wi-Fiルーターレンタルサービス「グローバルWiFi」の提供
夏季休暇が近づくこの時期に、海外データ通信Wi-Fiルーターレンタルサービス「グローバルWiFi」が発表された。国によって利用料金は異なるが、例えば最安国なら1日300円から利用できる。提供対象となるのはnuroモバイルの利用者。
細井氏は「初期費用は必要なく、空港のカウンターでの受け取りに対応する。世界200か国に対応している。SIMの入れ替えも一切不要なので、気軽に使っていただける」とした。
端末代金の支払い方法について新たに「分割クレジット(JACCS)」と、受け取り時に支払う「(宅急便コレクト)」に対応した。「支払いの仕方に関しても、ニーズに応えられる仕組みができたのではないかと思っている」と細井氏。端末ラインナップでも、新モデルが追加。「ZenFone Zoom S」「ZenFone Live」(ASUS製)、WiFiルータ「+F FS030W」(富士ソフト製)などが利用可能になっている。
これからNVMOを使うユーザーがターゲット
質疑応答でターゲット層について聞かれると、細井氏は「MVNOに興味を持ち始めた方を対象にしている。年代は20代から50代くらいまでが多く、男女比では男性が多い。いろんな層の方からお申し込みいただいている。そのためnuroモバイルでは、シンプルで分かりやすいサービスを心がけている」という。
市場のシェアの割合について聞かれると「テレビCMや大規模な広告などは、まだ打てていない。(サービスを宣伝できるのは)こうした場のみで、シェアは、まだまだ目標まで届いていない」と回答。今後については「競合他社と同じサービスでは選んでいただけないので、いかにニーズを捉えて良いものを提供していくかだと思っている」と説明した。