さて、昨年のiPhone 7シリーズ発表イベントは2016年9月7日に開催され、1週間後の金曜日、9月16日に発売となった。今年も発表イベントが9月第2週の水曜日、発売が翌週金曜日であれば、9月6日に発表会が行われ、9月15日に発売という流れになる。
それが1週間後ろにずれ込むことも考えられるが、9月末は第3四半期末となっており、新型iPhoneの販売を少しでも含めたければ、1週間延期することは得策ではない。
先週になって、8月末にiPhone SEの新モデルが登場するという情報が流れてきた。iPhone発表イベントを控えている状況でリリースを出すとは考えにくいが、WWDC 2017では、プレゼンテーションに盛り込めなかったSwift Playgrounds 1.5の発表を、WWDCに先駆けて行っていたことから、あり得ないことではない。
iPhone SEは2016年3月にiPad Pro 9.7インチ発表イベントで披露され、2017年3月のiPad(第5世代)のプレスリリースでの発表のタイミングで、保存容量が倍増するアップデートが行われた。iPhone SEはA9プロセッサを搭載しており、iOS 11を動作させることはもちろん、CoreMLの処理やARKit対応アプリ、そして新画像フォーマットであるHEIF/HEVCのハードウェアデコードをサポートする。また1,200万画素のカメラを搭載し、4Kビデオ撮影も可能だ。
iPhone SEは現状でも、iOS 11時代に十分対応できるスペックを持っているデバイスだ。そして、現在でも、日本の格安SIM市場や、アジア太平洋地域におけるiPhoneの販売に貢献しており、インドでの生産も取り組まれている。
もし刷新するとしたら、A10 Fusionプロセッサへの性能アップ、現在120万画素のFaceTime HDカメラから、500万画素もしくは700万画素への向上、Touch IDの高速化、日本向けモデルに関してFeliCa(NFC type F)搭載によるiD/QUICpay/Suicaのサポートといったあたりになるだろう。