Q.「やりたくない」と回答

通勤に苦労していないから

・「今は最寄り駅が始発であり、通勤に苦労していないので。引っ越ししたら考えたい」(30歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)
・「そもそも開始時間が遅いので、ラッシュからずれている」(29歳女性/宝飾品・貴金属/事務・企画・経営関連)
・「自分の出勤時間帯は、それ程電車が混雑していないので」(54歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)

早起きが苦手だから

・「朝早いのは嫌です」(45歳女性/繊維・アパレル/クリエイティブ関連)
・「朝早いのは苦手だから」(37歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「早起きも苦手だが遅く帰るのも嫌なので」(28歳女性/教育/事務・企画・経営関連)

生活リズムを変えたくない

・「生活のリズムを壊したくない」(45歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)
・「一時的なものだろうから。それにふだんの感覚が狂わされるのが面倒なので」(25歳女性/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)
・「朝9時出社、夕方5時退社に合わせて朝食、弁当、夕食づくりを行う生活リズムが出来上がっている。更に早い出勤とか遅い退勤とか、あるいは毎日違う出勤、退勤時刻は生活リズムを狂わせる。それに、私は満員電車は嫌いではない」(46歳女性/教育/事務・企画・経営関連)

仕事上、不可能だから

・「仕事に支障がでる」(36歳女性/サービス/専門職関連)
・「相手がある仕事だから」(34歳男性/サービス/専門職関連)
・「取引先と時間が合わない」(40歳女性/設計/建築・土木関連技術職)

子供がいるから

・「子供がいるから出勤時間は早められない」(47歳女性/繊維/事務・企画・経営関連)
・「今の出勤時間じゃないと子供の送り迎えができないから」(30歳女性/銀行/営業関連)

総評

「時差Biz」について「知っている」と回答した人の割合は71.7%で、まずまずの認知度であることが分かった。

時差Bizを知っている人を対象にした「時差Bizをやってみたいですか」という質問では、「やってみたい」と答えた人が72.5%と多数を占めた。ちなみに、同じ働き方改革の一環としてスタートした「プレミアムフライデー」に関するアンケートでは、「プレミアムフライデーを歓迎する」は58.6%だった。

時差Bizをやってみたいと思う理由としては、「通勤ラッシュのストレスから解放されたい」といったものが多く、「満員電車はもう嫌」「つらい」「耐えられない」といった切実な声が寄せられた。通勤ラッシュは精神的にも体力的にも大きなストレスの種になっているようだ。

「時間を有効活用できる」という意見も多かった。朝早く出社し、その分早く帰宅できれば夕方の時間が有効活用でき、遅めの出社であれば、朝の時間を勉強や運動、趣味などの「朝活」に充てることができるかもしれない。さらに、鉄道会社によっては時差出勤者にポイントを付与するといった特典も用意しているため、メリットが大きく感じるかもしれない。

対して、時差Bizを「やりたくない」と答えた人(27.5%)からは、「生活リズムが狂う」という声が多く寄せられた。長年染み付いた生活を急に変えるというのは、容易なことではないだろう。「早起きが苦手」という人も多く、朝起きられないのでは……といった不安もあるようだ。また、業種・業務内容的に不可能だという声や、子供の送り迎えなどにしわ寄せがどこかに出そうだといった懸念の声も寄せられた。

うまくいけばメリットが大きい「時差Biz」だが、現実的には課題もまだまだ多いのかもしれない。

調査時期: 2017年7月13日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 会社員537名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません