――今年はWBCで盛り上がりましたが、ほかの競技の選手が世界と戦っている姿というのは、いい刺激を感じたりするのでしょうか?
スポーツなど何かと日本はアメリカよりレベルが低いと思われがちですが、WBCではアメリカより日本の方が優勝回数が多いですし、国を代表して戦ってくれて、ましてや優勝してくれるというのは、本当にいい刺激と勇気をもらっています。
――プロ野球で特定の好きなチームはありますか?
特定のチームはないんですが、個人に興味はあります。
――思い入れのある選手は?
イチローさんです。阪神・淡路大震災が起きた1995年にオリックス・ブルーウェーブが「がんばろうKOBE」を合い言葉に戦い、リーグ優勝したときからです。小学4年生のときだったんですが、あのときイチローさんが大活躍で、それがとても印象的でした。
――今も現役で活躍されていますが、最近のイチロー選手を見られていかがですか?
すごく刺激を…"刺激"と言うとレベルが近いところで話すことなので、"刺激"ではなく"尊敬"ですね。常に探求心があって発言とかも哲学的な発言をされる。常に上を目指して現状に満足しないというスタイルとは、本当に尊敬します。
――イチロー選手の言葉で印象に残っているものはありますか?
大きな記録を残したときに「この瞬間は今から過去のことになる」というようなことをおっしゃっていて、その感覚はかっこいいなと思いました。常に前を見る方なんだなとあらためて感じました。