カプセル空間も一つひとつにこだわりを
カプセルタイプのドミトリーは、2段ベッドタイプを除き、畳が敷かれている。布団は掛け敷き共に西川産業のものを使用。特に敷き布団は羊毛混四層敷き布団となっており、程よいボリュームで寝心地もいい。それぞれの空間には、読書灯とコンセントが完備されており(テレビ・パソコン付きタイプはUSBコネクトも設置)、エリアによって壁紙が異なるところに、こだわりを感じた。もちろん、ドミトリー内もWi-Fi接続無料だ。
ドミトリーと同じフロア内には、セーフティーボックスと冷蔵庫、洗面台、シャワー、トイレ、洗濯乾燥機(有料)が設けられている。洗面台にはアイロンが設置されているが、フロントでは美容家電の無料レンタルも行っている。この機会に利用してみるのもいいだろう。
選べる朝食は前日予約を
ホステル内では軽食やドリンクの販売をしているが、24時間使えるカフェエリアへの持ち込みは自由となっている。でも、せっかくならカフェ内で調理される朝食も楽しみたいところ。朝食は「抹茶パンケーキセット」「3色おにぎりセット」「ハムエッグトーストセット」の3種類あり、それぞれコーヒーか紅茶、トマトジュースが付いてくる。当日にオーダーすると税込600円だが、前日までの予約で税込450円になるので、予定がある人はぜひ、前日の内にお願いしよう。
実際にWASABI 大阪を利用したところ、外国人の宿泊者が多い印象を受けた。聞けば、宿泊客の7割が訪日外国人のようで、特に関空を拠点としているLCC(ローコストキャリア)の影響で、韓国人の宿泊者が多いと言う。そのため、スタッフは英語の他に韓国語にも対応できるように備えている。
スタッフはとても気さくで、宿泊者が笑顔でスタッフに話しかけている姿を何度か見かけた。きっと日本人にとっても、今までとはちょっと違った大阪旅行が、ここWASABI 大阪で楽しめるのではと思う。