缶詰
食品もその種類によってまとめ買いOKとNGに分けられます。
OKアイテムの代表格は、ツナ缶やサバ缶など使用頻度が高く、かつセールになっている缶詰です。一方、比較的価格が安定しているトマト缶やあまり使わない缶詰類は安くなっていたとしてもまとめ買いはしなくても良さそうです。
肉
肉類は、鶏胸肉などよく使うアイテムに限りまとめ買いOKです。とはいえ、豚小間やひき肉など細かくなっている肉ほど冷凍をしていても酸化が早いので、その都度または1カ月をめやすに使い切れる分だけ買うようにしましょう。
冷凍できるからと言って、半額シールが貼られたお肉を取りあえずカゴに入れてしまってはいませんか? これはNGな買い方です。そもそも半額になっている時点で消費期限が迫っていて鮮度が落ちています。それを更に冷凍をして寝かせてしまうと酸化を進める原因に。また発泡トレイのまま冷凍をすると、冷凍焼けの原因にもなります。冷凍をしても1~2週間で食べ切れる量を味付け、小分けにして早めにおいしく食べきりましょう。
飲料
ビールやジュースは暑い季節には欠かせないアイテムですが、まとめ買いNGです。箱買いをすれば1本あたりの単価は安くなりますが、常に冷蔵庫に入っていることで、ついつい飲み過ぎてしまいがちです。ビールなどはその日飲む分だけを冷やしてそれ以上は飲まないようにするなどルールを決めて飲み過ぎない工夫をします。そして冷蔵庫には常に煮出したお茶を冷やしておいてジュースと置き換えるようにしましょう。
水は災害時の備えにもなるので、家族の人数に応じてまとめ買いをしておいてもOKです。
米・野菜
精米されたお米は精米後から酸化が始まり、時間の経過とともに食味が落ちます。精米から1カ月ほどで食べ切れる量を目安に購入しましょう。家族の消費量以上のまとめ買いはおすすめしません。
野菜もまとめ買いをしても使い切れずに捨ててしまうリスクがあるので、基本的にはまとめ買いNGアイテムです。家族の人数などを考慮しながら数日以内に使い切れる分を購入しましょう。
お菓子
お菓子やアイスは、そもそも嗜好品でまとめ買いNG食品の代表各です。子供が食べるからと言ってまとめ買いをしたのに、結局は自分も食べてしまうことも。夏の終わりに体重計に乗ってダイエットを決意し、体重減にお金をかけるよりも、まずはお菓子とアイスのまとめ買いをやめることが結果的には大きな節約とダイエットになるでしょう。
最後に、買い物へ行く際は必ず予算だけを持って買い物に行きましょう。そうすることで、より優先順位の高いものから買うことになり、結果的にはムダの少ないお買い物ができるようになります。
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執筆者プロフィール : 丸山晴美(まるやま はるみ)
外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザ―として独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している。