複数口座を持つことのデメリットとは?
一方で、複数の口座を持つことのデメリットもいくつかあります。1つは、口座管理が煩雑になること。送られてくる案内やメールもその分増えますので、適宜チェックする必要が出てきます。また、資産が分散することで、資産の全体像がつかみにくくなるというデメリットがあるのも事実です。
しかし、トータルで考えれば、複数の証券口座を持つことには、大きなメリットがあります。特にいろいろな商品を取引したい人や、手数料にこだわりたいという人は、必要に応じて複数の口座を持っておくと便利です。しかし、取引する金融商品が限られている人、売買頻度があまり高くない人なら、1つの証券口座でも事足りるかもしれません。
また、すでに多くの証券口座を持っていて、管理が行き届かなくなっていたり、資産がいろいろな所に分散しすぎて把握しきれなくなっている人は、一度不要な口座を整理してみるのもおすすめです。整理をすることで、何となく買っていた金融商品の見直しにも繋がるかもしれません。
証券口座の種類はさまざま。それに伴い、メリットはもちろんデメリットもあるものです。両面で考えて、上手に口座を活用してみてくださいね。
筆者プロフィール:武田明日香(たけだ あすか)
エフピーウーマン所属、ファイナンシャルプランナー。日本テレビ「ZIP!」やTBSテレビ「あなたの損を取り戻せ 差がつく! トラベル!」「Saita」「andGIRL」等の雑誌、「webR25」「わたしのマネー術」等のウェブサイトなど幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人を送るための知識を伝えている。人生の"やりたい"が"できる"に変わるお金の教養スクール開講中!
※画像と本文は関係ありません