この入居者は、昨年のゴールデンウィーク実施されたセミナー参加を機に、真剣にマンション購入について考え始め、徒歩3分以内の「駅チカ」、2L以上の「広さ」、「新築」を条件に物件探しを開始し、今回のコンパクトマンション購入に至った。「他を見るまでもなかった」というほど条件にピッタリ合うマンションだったという。これから始まる新生活について、「大きなソファー、大きなテレビを購入した。自宅でくつろぎながらDVD鑑賞をするのが楽しみ。今は現実的な引っ越しの準備に追われているが、大きな部屋での暮らしが何よりも楽しみ」と期待を寄せる。

一方、20代会社員の入居者は、初めての一人暮らしを計画した際に、母親からのすすめでマンション購入を決意したという。「どうせ都内で高い家賃を払うならば、ちょっと頑張って自分のものにしたい」と長期的な視点を重視。「うん千万円の大きな買い物をしたというよりは毎月ちょっと多めの家賃を払っている感覚。最終的に自分のものになるのなら頑張れる」と語る。

懇親会に参加することで、「みなさんが趣味や仕事に充実している様子が伝わってきた」とのこと。入居したら自身も気に入っている広めのキッチンやお風呂を活用し、「家を『仕事から帰ってただ寝るだけの場所』にせず、少しこった料理や半身浴をして生活を充実させたい」と語る。また、同世代の仲の良い友達にマンション購入を伝えた時の反応は、驚かれると同時に「いいね! 」と好意的だったそうだ。同世代の女性も人生の選択肢のひとつに「自分の部屋を手に入れたい」という思いを持っているように感じたという。

一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会 代表の小島ひろ美氏

研究会 代表の小島氏は今回の懇親会の参加者に対し、「入居者同士のつながりがセキュリティのひとつになる」と語り、「素敵な方に集まっていただいた。新たなコミュニティのひとつとして機能し、みなさんが安全で快適に、より輝く幸せな人生を送ることを願っています」と声をかけた。

また懇親会の手ごたえについて、次のように語る。

「今回は入居者が全員女性だったこともあり、研究会として初めて懇親会を試みました。想像以上に、初対面とは思えないほど盛り上がっている様子を見て、やってよかった、と感じました。入居者同士のコミュニティがマンション全体のセキュリティにつながるとの考えから、顔の見える関係づくりを手助けできればという思いでしたが、とはいえ適切な距離感も大切です。相手にあまり期待せず、深入りせず、プライバシーを守りながら良好な関係を築いてもらいたいですね。働く女性は相手との距離のとり方が上手な方が多いので、大丈夫かと思います」(小島氏)

今回、研究会が手掛けたコンパクトマンションは、女性に人気の1LDK~2LDKで、女性目線で設計されたキッチンやお風呂などの設備が強み。壁紙などが自由に選べるセミオーダースタイルやセキュリティの高さが好評とのこと。

「今回の懇親会の取り組みは、同じマンションにどんな方が暮らしているのかが分かり、みなさんに安心して新生活のスタートを切っていただくお手伝いができたとうれしく思います。研究会では購入後もサポートを続けていきます」(小島氏)