東京・大田区のとあるコンパクトマンションがこのほど完成し、6月27日に鍵の引き渡しと入居者懇親会が開かれた。

こちらのコンパクトマンションは、女性のマンション購入のノウハウを教えるセミナーや女性向けマンションのコンサルティングを手掛ける一般社団法人「女性のための快適住まいづくり研究会」が手がけたセミオーダースタイルのマンションだ。セミオーダースタイルが女性からの支持を得て、シングル女性の購入が100%を占めるという。

都心では住民同士の関係が希薄なマンションが多くを占める中、27日に行われた懇親会は、入居者同士の「顔の見える関係づくり」を目的に実施されたという。今回、入居者の女性に購入までの道のりや周囲の反応、心境を聞いてきたので紹介しよう。

懇親会は、東京・自由が丘にある同研究会のマンションライブラリーで行われ、女性のための快適住まいづくり研究会の代表を務める小島ひろ美氏も出席。「本日はお引き渡し、おめでとうございます! 」という同研究会スタッフの掛け声とともにスタートした。

購入が100%女性のコンパクトマンションの入居者懇親会が開催

入居女性たちがテーブルを囲み、グラス片手に軽食をつまみながら、マンション購入までの道のりや、自身の趣味などについて語り合う。「ゴルフの打ちっぱなしに一緒に行ってくれる人募集」「駅前に美味しい飲み屋さんがありました」など、自然と住民同士のミュニケーションが生まれていた。

趣味の話などで次第に打ち解ける入居者たち

40代会社員の入居者は、賃貸マンションに暮らしていた時は、隣の部屋の住民と交流を持つことはほぼなかったという。今回の懇親会について「生活がスタートするタイミングでみなさんの顔がわかり、いい人ばかりですごく安心できた」とニッコリ。そして「地震など、万が一何かあったとき助け合える関係でいたい。とても心強く感じる」と語る。