2017年の事業戦略、ゲームパッドも登場!?

記者発表会に登壇したモトローラ・モビリティ・ジャパン 代表取締役社長のダニー・アダモポウロス氏は、2017年の事業戦略としてブランドにさらなる投資を行うと同時に、販路の拡大に努めていくと説明した。家電量販店などの小売業者、MVNOなどの通信事業者と引き続き関係を密にしていくという。

モトローラ・モビリティ・ジャパン 代表取締役社長のダニー・アダモポウロス氏

Moto Zシリーズは、背面にMoto Modsを装着することでスマートフォンに様々な機能を追加できるのが最大の特徴。ダニー氏によれば、日本市場では光学ズーム付きデジタルカメラにトランスフォームできる「Hasselblad True Zoom」が1番人気だという。「現在の市場にない製品を提供することで、コンシューマに選択肢を提供できている」と同氏。

日本市場では光学ズーム付きデジタルカメラにトランスフォームできる「Hasselblad True Zoom」が1番人気。また、バッテリーの人気も高い。Moto Modsもラインナップが充実してきた

さらにダニー氏は、未発表のMoto Modsとして「ゲームパッド」を紹介した。日本市場では2017夏の終わり頃にリリースできる見込みだという。「お手持ちのスマートフォンを、真のモバイルゲーム機に変身できる。リアルコントロールスティック、パッド、4つのアクションボタン、オンボードバッテリー、ヘッドセットジャックが搭載されており、シンプルにただ装着するだけで利用できる」と同氏。こちらに関しては正式な発表を待ちたい。

未発表のMoto Mods「ゲームパッド」。リアルコントロールスティック、4つのアクションボタン、オンボードバッテリーなどが搭載されている

日本でも「Moto Mods」のアイデアソンを開催

モトローラではMoto Modsのさらなる発展のため、自社で新製品を開発するだけでなく、ブランド・パートナーシップにより他メーカーとも協力、さらには開発者コミュニティを活性化させて小規模な開発会社、デベロッパーの参入も促進させていく考え。登壇したモトローラ・モビリティ・USAのクリスチャン・クリスチャンは「モトローラがプロダクトの開発支援を行うことで、これまで日の目をみなかった製品も形にしていける」と説明する。

モトローラ・モビリティ・USA Moto Modsエコシステムのクリスチャン・フラワーズ氏は「デベロッパーの皆さんのアイデアを実現するお手伝いをしていきたい」と話していた

Moto Modsのエコシステムを拡大していきたいという

これまでグローバルでは6都市でハッカソンを開催してきた。日本でも、9月2日に大阪でアイデアソンを開催することが決定。クリスチャン氏は「日本は昔から発明、クリエーションの多い国。そういった歴史ある日本で開催できることを非常に楽しみにしている」と笑顔になった。なお東京では、7月にタッチ&トライイベントを開催予定。今後も露出を増やしていく方針だ。

過去6都市でハッカソンを開催。サンフランシスコとニューヨークで行われたハッカソンの優秀作品については、現在製品化に向けて進めているという

日本でも9月2日に大阪でアイデアソンを開催する予定だ

また、7月には東京でタッチ&トライイベントを予定する

フォトセッションの様子。(左から)モトローラ・モビリティ・ジャパン プロダクトマネージャの島田日登美氏、ダニー氏、クリスチャン氏