Dell Canvas 27に関しては嘉山氏が紹介。単なる「液タブ」(液晶タブレット)利用にとどまらず、トーテムと呼ばれるダイヤルをスクリーンの上に置くだけで、(対応)アプリケーションで使えるUIが魅力だとした。このため、ターゲット業務に合わせたアプリケーションをISVと協業して開発したいとする。

どちらの製品も、今年の夏をめどに国内投入される予定だ。平日のイベントだが、5月25日の夜8時まで行われているので、JR品川駅を利用する人や近くに出かける人は、立ち寄ってみてはいかがだろうか。

デル クライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント製品マーケティング本部 フィールドマーケティングマネージャー 嘉山よし子氏

Dell Canvas 27の特徴は、27型QHD(2,560×1,440ドット)の広い作業スペースや、非光沢ゴリラガラスで書き味にこだわったこと、そしてどこでも使えるトーテムだ

角度は標準で2通りに変えられ、ペン圧力は2,048段階。Adobe RGB 100%カバーで、デザイン用途にも適する。価格は20万を切ることを目標にしているとのこと

想定するターゲットユーザーはクリエイターだけではない。トーテムが生かせるアプリケーションがあれば、ISVと協業して範囲を広げたいという

Dell Canvas 27のデモンストレーションは、日本マイクロソフト Windows&デバイス本部 Windowsプロダクトマネージャー 春日井良隆氏が担当。Dell Canvas 27でAdobe CCをコントロールしながら、前方のモニタにプレビューを出すという使い方をしていた

トーテムで色を変えながらペンで描くデモ。現時点では、トーテムはひとつしか使えないようで、画面に角度を付けると滑り落ちそうになる感があった

トーテムの位置は好きなように設定できる。トーテムを使うには対応アプリが必要

ペンスタンドには替芯とリムーバーが入っており、作業しながら交換にも対応。書き味を示す表記は「H/HB/B」という3タイプとなっていた

以下、会場のデモ画像をいくつか使って、8K表示の能力をお伝えしたい。アンベールの際に表示されていた水泳選手を拡大すると、ここまで表現されている

3倍に拡大しても、ハッキリクッキリという画像サンプル

設計を想定したサンプル。いくつかのスケッチや図面が表示されており……

設計図面を拡大するとこんな感じで、印刷画面を目の当たりにしているような印象だ