高性能なネットワーク機器を個人へ、中小企業へ

ネットギアジャパンは5月9日、家庭向けのネットワーク機器として、充電式Wi-Fiネットワークカメラ「Arlo Pro」、IEEE802.11ad対応Wi-Fiルータ「Nighthawk X10 R9000」、IEEE802.11ac wave2対応Wi-Fi中継機「Nighthawk X4 EX7300」、以上の3製品を発表した。

発表会も開催され、2012年から再参入した個人向け製品の拡充を表明。今回発表した製品以外にも、今年度中に投入予定の製品について展示・説明が行われた。ここでは発表会の内容をお伝えする。新製品の概要は別記事を参照いただきたい。

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今回展示された主な製品。まずはWi-Fi関係から。Nighthawk X10 R9000は超弩級ルータで、802.11ad対応のトライバンド製品。パフォーマンスのために1.7GHzクアッドコアCPUを装備し、本体のメッシュの下には大型のファン付きヒートシンクが見える

ネットワークエクステンダー(中継機)のNighthawk X4 EX7300。壁に挿すだけで使えるエクステンダーとしてはかなり大きめ

モバイルルータのNighthawk M1も高機能を誇るだけでなく、LAN端子も装備で有線LAN環境に対応。国内のどのキャリアに対応するかも含めて未知数のところが多い

ゲーマー&ストリーミング向けのネットワークスイッチ「Nighthawk S8000」。転送の順位付けが行えるQoS機能がポートごとに設定できる

家庭全体でネットワークを使えるようにするOrbi。APとは別に中継用として5GHz帯を使うトライバンドシステムで、多くの機器が接続されていても安定して使えるのが魅力。現在発売中で、今年はオプションと兄弟製品が登場する予定

ここからネットワークカメラ。新製品のArio Proは2台のカメラとベースがセットで販売される。クラウド記録型だがProではローカル保存にも対応し、音声を含めた動体撮影が強化され、簡易的な警備システムとしても利用可能だ

本体裏の大型スピーカーから100dBのサイレンを鳴らすことができる。かなりの大音量なので不審者を驚かせるには十分だ

手前にあるのがカメラ本体。右に見える半円状の物が取り付けベース。右奥がベースユニットで、その手前は充電式のバッテリ

ベースは木ねじが使えるところに引っ掛けて装着するので、取り付け場所は割と選ばない。磁石でくっつけるので向きの変更も容易で、日曜大工ができるなら取付工事を頼まなくてもよさそうだ

防水防塵かつ高バッテリライフ。そしてLTE対応のArlo Go。電源やWi-Fiがなくても長時間の記録が行えるので、建築現場での監視用や記録用にも便利だという

Ario Goの裏蓋を開けたところ。MicroSD端子とSIM端子が見える。大きなスペースはバッテリ用

Arlo Goは技術認定が取れていないため、ライブデモはネット中継で実施。NETGEAR Inc.の立ち木に取り付けたそうだ

サンノゼ本社から。現地は20時時頃なので映像はモノクロになっている。SMSで合図をして手を振ってもらった(ので右手にスマホを持っている)

赤ちゃん見守りカメラのArlo Baby。現在予定されているのは左側の「緑のウサミミ」で隣の黄色とブチ柄は着せ替えオプション(後ろに見えるのはアクセサリーの箱)

こちらも技術認定が取れていないので、サンノゼのデモルームからの映像。グズった声や動きでスマホにアラートを出すことができる

Arlo Babyには環境センサーとして温度、湿度、空気の質をチェックできるほか、設定でアラートを出せる