髪のうねりを解消しながら健康も守る

新モデルの改良点は大きく2つある。

ひとつは「送風温度の引き上げ」だ。クロフォード氏によると、髪は高い温度帯でダメージを受ける。反面、髪のうねりやクセを伸ばすようなスタイリングには、高い温度が必要。そこで新しいDyson Supersonicは、従来モデルでは78℃だった最高温度を、100℃まで引き上げた(最小風量時)。「熱によるダメージは150℃から顕著になるため、100℃という風は髪のスタイリング性と健康を両立する最適な温度帯」(クロフォード氏)。

従来モデルと新モデルの温度帯を比較。風量1・温度3の状態だと、新モデルの温度がかなり高いのがわかる

温度などの設定は、背面のボタンで操作。給気側左にあるのが風量、右が温度。どちらも従来と同じ1~3の3段階で切り替えられる

最小風量のパワーをあえて低く設定

もうひとつの改良は「最小風量」時のパワーだ。女性の場合、顔周りにレイヤーが入ることが多く、風が強いとスタイリングが難しい。そこで新モデルは、風量「1」または「2」に設定した場合、従来モデルよりも弱い風に調整した。ただし、最大風量の「3」は従来通りの風量を維持しているため、「大風量で素早く髪の根元まで乾かしたい」というニーズにも応えている。

最小風量「1」にした場合、風量はより小さく。特に、顔周りのスタイリング時に便利