2.使わない電力をカット
電源をつないだままの家電製品は、いつでも使えるようにスタンバイするための待機電力を消費しています。大した電力ではないと考えがちですが、一世帯の待機電力量は全体の5.1%にも及ぶと言われています。春・秋に使わないエアコンなどは電源ごと抜いてしまうのが良いでしょう。テレビやパソコンなどよく使うものは、電源を差したまま電力をオフにできるスイッチ式の省エネタップなどを利用すれば、毎回抜き差しする手間が省けて便利です。また、冬には欠かせない便座の保温機能やウォッシュレットの温水機能などをオフにする、あるいは「弱」やタイマー設定にするなど、必要のない電力をカットしていくことも節約につながります。
3.省エネに優れた家電をチェック
物を大切に使うことはとても良いことですが、ある程度の年月を越えた家電製品は新商品に比べて機能が劣るばかりでなく、消費電力量も高いというケースがあります。特に冷蔵庫はその傾向が強く、10年前の商品と今現在の商品とでは消費電力量が3分の1まで下がっているというデータも。買い換えることは簡単なことではありませんが、長い目で見れば省エネ機能が優れている商品に買い替えた方がお得と言えます。自分の家に電気代がかさむ家電がないかをチェックし、もしあれば買い替えも視野に一度見直してみることをオススメします。
2016年4月に開始された電力自由化により、1年間で数多くの企業が新たに参入しました。ガス料金とセットにすると割引になるなど、様々な選択肢が増えたので、自分に合った電力会社やプランがあるかどうか比較検討してみてくださいね。
筆者プロフィール:武田明日香(たけだ あすか)
エフピーウーマン所属、ファイナンシャルプランナー。日本テレビ「ZIP!」やTBSテレビ「あなたの損を取り戻せ 差がつく! トラベル!」「Saita」「andGIRL」等の雑誌、「webR25」「わたしのマネー術」等のウェブサイトなど幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人を送るための知識を伝えている。人生の"やりたい"が"できる"に変わるお金の教養スクール開講中!