クロノリス
1970年に発表された「クロノリス」は、オリス初のモータースポーツウオッチだった。当時の流行、流線型のケースに、オリス初の自社開発クロノグラフキャリバーを搭載したそのタイムピースは、まさしく同社の伝統におけるマイルストーンといっていい。それは、その名が「クロノグラフ」と「オリス」から名付けられたことからも容易に想像できる。
そのクロノリスが、およそ50年の時を経て復刻。現代的要素を取り入れて登場する。クロノリスは、実は2005年と2009年にも復刻されており、今回の復刻はそれ以来。
2017年モデルは、オリジナルモデルを再解釈したもので、1970年代の流行を取り入れた39mmの流線型SSケース、オリジナルモデルでも印象的だったオレンジの差し色が目を引くダイヤルデザインなど、スタイリッシュかつレトロな雰囲気を残したまま、随所をアップデートした。2005年の復刻モデルではクロノグラフと30分積算計が、2009年の復刻モデルではさらにGMTが追加されたが、今回の復刻版ではセンター3針に。タイマー機能を持つインナーローテーティングベゼルを新たに搭載した。
風防は内側無反射加工ドーム型サファイアクリスタルで、10気圧防水。ストラップは、ブラウン、ブラックレザー、ブラックラバー、グレーのNATOテキスタイルストラップから選択。また、15連SSブレスも用意される。価格はストラップモデルが17万円、15連SSブレスモデルは19万円で、8月発売予定。