商品を理解してもらうフェーズへ

メルセデス・ベンツ日本で商品企画を担当する廣澤臣哉氏によると、日本の小型SUVセグメントにデビューを果たした初代GLAでは「商品を知ってもらうため」にインパクトを求めたが、今回の新型GLAは、商品をより理解してもらうフェーズに入っているという。

犬を連れて出掛けるのにも最適だと新型GLAをアピールする廣澤氏

新車発表会の会場では新しいテレビコマーシャルを見ることができたが、ファミリー層を意識しているのか登場人物は家族のような感じで、オフロードを走行するシーンではGLAの走破性をアピールしているようだった。

メルセデス・ベンツにとっては客層の若返りも大事なテーマで、廣澤氏も「まだメルセデスは早い」というイメージを切り崩したいと語る。新車が次から次へと登場するコンパクトSUVは競争が激しいが、他のモデルに比べて若者にも訴求しやすそうなGLAは、まだまだメルセデス・ベンツのタッチポイントとしての役割を果たしていくべきクルマといえるだろう。

若年層の開拓に、派手なプロモーションが効果的なのか、商品性にフォーカスした堅実な売り方が響くのか。このあたりが新型GLAの販売で注目したい部分だ。