改装効果は顕著、既存店も健闘
本社と現場の意識改革も功を奏したのか、現在はFKもファーストキッチン・ウェンディーズも業績は好調だという。
コラボ店に改装した店舗については、話題性もあるので業績が伸びているのも頷ける。実際のところ、池袋と渋谷センター街の店舗では、コラボ店への改装後に対前年で50%の伸びを示したこともあるという。改装からしばらく経った上野浅草口店では、オープン景気の終息後も着実に業績を伸ばし続けているそうだ。
紫関氏は社長就任時、コラボ店は黙っていてもある程度は伸びていくと見て、まずはFKの意識改革を急ごうと考えた。その効果か、2017年1月の業績では、FKでも対前年比プラスの店舗が目立ってきたという。FKはピーク時に比べて売上が10%程度落ちているそうだが、「地力があれば」下がった分は取り戻せると断言する紫関氏。FKの復活ぶりを説明する際には「V字回復」という言葉も飛び出した。
コラボ店の業績は好調で、FKも徐々に上向いてきたというのが現状だが、今後はどうか。次回はコラボ店の出店計画など、コラボビジネスの将来について見ていきたい。