昨年9月、「スキャンダルは即、解散!」をスローガンに掲げるアイドルグループ・ピュアリー3(読み:ピュアリーピュアリーピュアリー ※「3」は指数表記)を取り上げた(「スキャンダルは即解散! "鉄の掟"アイドルグループをデビューさせる狙いとは」2016年9月30日掲載)。担当マネージャー兼プロデューサーを取材し、デビューから1カ月の思い、活動方針や今後の展望を語ってもらった。

「アイドル界に一石を投じたい」という"大人"の情熱には触れることができたが、当の本人たちはどのような思いで「"ピュア"を追求するアイドルになる」というイバラの道を選んだのか? 今年に入って行われた単独ライブ開演前、小さな控室で直接話を聞くことができた。

メンバー3人、筆者1人だけの密室取材。まさに"膝を突き合わせて"のインタビューで、中学生の本音を探った。

ピュアリー3(左から愛敬淳希、白石佑梨亜、小島里恋)

――デビューから半年が経ちました。そろそろ慣れてきた頃ですか?

白石佑梨亜(以下白石):MCとかはまだまだだけど、少しずつできるようになってきたよね?

愛敬淳希(以下愛敬):うん! 日替わりで自己紹介しています。

小島里恋(以下小島):「今日は◯◯を食べておいしかった」とかね(笑)。

愛敬:でも、時によって緊張する時があるんです……。

小島:そうそう! 人が多くても緊張しないこともあるけど、たまに「えっ? なんで?」みたいな緊張。

愛敬:「なんで今日だけ?」みたいなね。

白石:事務所の先輩と一緒に出るよりも、自分たちでやるライブの方が緊張する……。

小島:でも、自分たちだけの方が自由で楽しいよね?

――友だちの反応に変化は?

小島:友だちに「今日はどうしたの? 習い事?」と聞かれて、「がんばってね」と言われて困ったことがあります(笑)。

愛敬:私はいつも「家庭の事情」と言ってます。

白石:私も。ピュアリーの活動で休んだ時は絶対に聞かれるもんね。

小島:「鼻づまりで声が出ないから休んだ」と言っています(笑)。

――仕事で休みとは言いたくない?

白石:学校との約束なんです。

愛敬:仲の良い友だちにしか言ってませんが、そこまで反応は変わらないです。普通に接してくれます。

小島:笑われたり、茶化されたりすることもありません。結構みんな分かってくれます。

――私は一般人として生きてきました。やっぱり、アイドルでいることって大変ですか?

愛敬:大変だけど、楽しいことの方が多い。声援もらったりするとうれしいです。

小島:ライブ中のMCで失敗しそうになっても、励ましてくれる。握手会に並んでくれたこともうれしかったです。

白石:すごくうれしかったよね。初めての人も多くてうれしかった。

――でも、「鉄の掟」を守るのは大変なことです(「彼氏は作るべからず」「悪いことはするべからず」「脱退、卒業するべからず」 高校卒業までに一人でも破った場合は即解散)。

愛敬:アイドルでは普通のことだと思います。

白石:アイドルとしてこのくらいのことは守らないと。そんな軽い気持ちでやっちゃいけない。

小島:うん。普通にしていれば大丈夫だもんね?

愛敬:「掟」にする必要もないと思います。

――そこに対する不安は全くない?

3人:はい!

白石:ファンの方々のことは絶対に裏切れない。

愛敬:応援してくれてるもんね。

小島:うん。

――高校卒業までだいぶありますが、本当に大丈夫ですか?

愛敬:はい!

小島:その後も続けたいよね。

白石:続けたい!

――「自分磨き」も大切な活動だと聞きました。これからやりたいことは?

愛敬:お料理教室行ってみたい。

白石:お掃除、洗濯とかできるようになったら、3人でサバイバル生活に挑戦してみたいね(笑)。

愛敬:サバイバルやりたい!

白石:「3人だけでどこまで生きていけるか?」みたいな(笑)。

小島:リコ(小島)とユリ(白石)でおうち作って……。

愛敬:どうしよう! 私5メートルぐらいしか泳げない。

白石:私、去年2メートルだったよ。

小島:リコ(小島)は家庭科でエプロンの作り方覚えた。DIYはアツ(愛敬)が得意だったよね。陶芸とかはみんなでできそう。

白石:できるできる!