コネクテッド・ハードウェアの企画・開発を手掛けるCerevoは23日、アニメ「攻殻機動隊 S.A.C.」に登場する多脚戦車「タチコマ」を1/8スケールで再現したスマートトイ「1/8タチコマ」を正式発表した。直販価格は税別157,400円。予約は23日から直販サイトで行え、製品発送は2017年6月を予定する。

うごく、しゃべる、並列化する。1/8タチコマ

しゃべります ※音が出ます

アニメやゲーム、映画などの作品中に登場するアイテムを、家電のテクノロジーを用いて現実世界に可能な限り再現する、Cerevoの「S2R(From screen to the real world)」プロジェクトの一環。2015年7月に発表した、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に登場する特殊拳銃「ドミネーター」に続く第2弾となる。

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1/8タチコマを手にする同社代表取締役の岩佐琢磨氏

うごく、しゃべる、並列化する、1/8タチコマ

正式名称は「うごく、しゃべる、並列化する。 1/8タチコマ」。2016年2月、イベント「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT the AWARD」で開発表明されたもので、2017年1月に米国で開催されたCESでも同社ブースに展示されていた。今回の正式発表にともない、直販サイトで予約も開始されている。

今回発表された製品版では、作中と同じく各関節やポッド、マニピュレータなどが稼働し、自立車輪走行が可能。IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN機能も備え、インターネットとも連携し、映像センサーによる物体認識や、自然言語(通常の会話)での音声認識・会話機能、Googleカレンダー連携、天気情報やトレンドキーワードを伝える機能などを備える。音声は声優・玉川砂記子さんの声をベースにした合成音声を採用するが、玉川さんによる600以上の録り下ろしフレーズも収録されている。

1/8タチコマの「はしる」機能

1/8タチコマの「話す」機能

1/8タチコマの「ネットと連携」する機能

1/8タチコマの「高度に話す」機能。映像センサーで物体を認識し、会話することができる