Moto G5 Plus
Moto G5 Plusは、5.2インチフルHD(1,920×1,080ドット)液晶ディスプレイを搭載する、Moto G5の上位モデル。液晶サイズがひとまわり大きいだけでなく、搭載SoCもSnapdragon 625を採用するなど、上位モデルらしい仕様面の差異が見られる。
本体デザインの基本コンセプトはMoto G5と同じで、側面や背面にカーブを多用したラウンドデザインとなっている。本体サイズはMoto G5よりもひとまわり大きいが、こちらも側面や背面のカーブのおかげで手にフィットし、握りやすくサイズもひとまわり小さく感じる。背面のメインカメラ部分が円形のシンボルとなっている点や、ボディ素材にアルミ素材を採用している点も同じで、全体的なデザイン性はこのクラスの製品としては十分優れると感じる。なお、Moto G5 Plusは背面カバーは開けられず、バッテリ交換は不可能となっている。その反面、ボディの一体感はMoto G5よりも優れている印象だ。
Moto G5も、動作自体は特に気になる部分はなかったが、上位SoCとなるSnapdragon 625を採用するMoto G5 Plusでは、さらに動作が快適な印象。アプリの起動もわずかではあるがMoto G5よりも速いという印象で、このあたりは上位モデルらしい部分と言える。また、このSoCなら、ゲームもまずまず快適にプレイできるものが多いだろう。メモリが最大4GB搭載されるという点も、パフォーマンス面で有利となるはずだ。
背面のメインカメラは、1,200万画素センサーを採用するとともに、デュアルオートフォーカスで高速なフォーカスが可能とされている。実際の動作も、Moto G5に比べてフォーカス速度が速いという印象。超高速オートフォーカス対応のスマートフォンが増えている中、そこまで高速というわけではないものの、この程度の速度なら大きな不満なく利用できそうだ。
端子は、下部にmicro USBポートとオーディオジャックを備える。SIMカードスロットはトレイ式で、本体上部に配置。トレイを引き出すと、正面側にmicroSDカードの装着スペースが、また背面側にnano SIM装着スペースがある。デュアルSIM対応モデルでは、背面側に2つのnano SIMを装着可能となる。