人の手と自動化の最善バランスを図る島根工場

以下は、体験会で公開された島根工場の内部と設備の様子だ。ロボットなどで自動化を進めつつ、人間のほうがが優れている部分をうまく融合させている。富士通が掲げるヒューマンセントリックの概念がこうした部分にも表れているようだ。工程は、こちらのレポート記事がより詳しい。

部品のピックアップにRFIDカードとウェアラブル端末を活用。ミスと時間短縮につなげている

多品種少量生産を実現するプリント基板製造ライン。自動化された半田印刷機、部品実装機、リフロー炉が並ぶ

少量発注にも対応するため、異なる製品が次々と流れてくる組立ライン。作業工程をカメラで撮影し、製品に添えたバーコードと照合することで、工程の改善や不良の原因分析に役立てている

設計データを川崎の開発部隊と共有。細かな修正も含めて、実装設計のスピードアップを図っている

ロボットの導入にあたっては、事前シミュレーションを徹底活用。人の作業と効率よく共存を図る

オーダーメイド対応はハードウェアスペックだけではない。このようなカバー印字やラベル貼付も可能だ