Moto Z PlayのMoto Zに対する優位点の1つは、「デュアルSIMでmicroSDカードが使える」点だ。Moto Zシリーズは2モデルとも、「DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)」に対応しており、SIMを同時に2枚挿して、一方を通話専用、もう一方をデータ専用、もしくはビジネス用とプライベート用といった具合に使い分けができる。

こうしたデュアルSIM端末の大多数は、SIMスロットとmicroSDカードスロットが排他利用になっており、2枚目のSIMを挿すとmicroSDカードが利用できなくなる。Moto Zも同じ仕組みだが、これはボディの厚みがネックとなっていた。

それに対してMoto Z Playは、SIMトレイの片面に2つのSIMを装着し、反対面にmicroSDカードが装着できるようになっており、デュアルSIMとmicroSDが共存できるようになっている。万人が必要な機能ではないが、対応していれば便利という人も多いはずで、Moto Zにはない一つの大きなメリットだろう。

デュアルSIMに対応しており、2つのSIMを挿して使える上に、同時にmicroSDカードが使えるのは珍しいし、便利な点

Moto Z Playは、全体として独自機能は少ないが、シンプルなUIと最新OSが利用できる点は好感触。今や必需品となった指紋センサーは前面に搭載されており、認識スピードも速く、全体的に完成度が高い。デザインも独自性があって、ちょっとハイスペックで独自のスマートフォンが欲しいという人に向いていそうだ。