スマホで選択するだけの簡単操作
報道陣向けの内覧会では、実際に焙煎を体験できた。やり方は非常に簡単だ。まずスマートフォンで専用アプリを起動し、焙煎したい生豆のパッケージにあるQRコードを読み込む。すると、それぞれの生豆に最適なプロファイルが選べるようになる。
ここから「浅煎り」「中煎り」「深煎り」などの好みを選択したら、あとは「ロースト開始」ボタンで焙煎スタート。余熱に数分かかるため、その間に生豆を50g豆受けに投入。余熱が終了したアラームが鳴ったら、豆受けをひねって、豆を釜に落とす。
まずは専用アプリで、豆のパッケージに印刷されたQRコードを読み取り。すると、その豆専用のメニューが表示されるので、「焙煎の深さ」を選択する。苦味が好きなら深煎り、豆本来の味を楽しむなら浅煎りがおススメだそう |
あとは自動的に、設定した豆に最適な温度と時間、回転数で焙煎を行う。終了までは10分ほどかかり、焙煎終了までの時間もスマートフォンに表示される。ちなみに、コーヒー豆は焙煎すると、表面の薄皮がはがれて「チャフ」と呼ばれる廃棄物が出る。AE-NR01は、本体内部でサイクロン掃除機のように空気の流れを作ることで、このチャフと豆を分離。焙煎が終わったら、最初にチャフが排出されるので、これを容器で受け止め、次に焙煎された豆が排出される仕組みだ。自家焙煎でよくある「焙煎した豆がチャフまみれ」なんて煩わしさもない。
筆者が個人的に感心したのはメンテナンスのしやすさだ。焙煎機などのニッチな製品は、業務用のものが多いため、洗浄などのメンテナンスが面倒な製品が多い。しかしAE-NR01はこの点もよく考えられている。なんと、釜上部の透明プレートは磁石で張り付いているだけ。簡単にプレートを取り外して釜の掃除ができるのだ。