3.買い物は「必要なもの」を見極め

目的もないのにお店に立ち寄って買ったり、安さにつられて買い物したり……といった経験はありませんか? こういった成り行きのショッピングは、貯金への道を邪魔しています。素敵な商品に出会うと心が躍って買いたくなりますが、ひとまず「本当に必要なもの」なのかどうかを見極めましょう。一度家に帰ってから似たようなものがないかを確認し、冷静に考えてみて、それでも欲しいと思ったら買うようにすると無駄遣いを防止することができます。

4.目標を決めて「先取り貯金」

支出削減の目途がたったら、1年間の目標貯金額を決めましょう。無理な金額を設定すると生活にしわ寄せがいってしまうので、実現可能な金額に設定することが大切です。「毎月いくら貯める」と決めても、貯めるための仕組みがないと途中で挫折してしまいがち。銀行口座の貯金用口座を利用し、毎月の給料から決まった金額を貯金にまわす「先取り貯金」をしましょう。先に貯金額を確保し、残ったお金で生活するようにすれば、状況や感情に関わらず確実に貯金することができます。

ひとたび貯金体質ができれば、貯金は苦しいものではなく楽しいものに変わってくるはずです。将来の目標に向けて楽しみながら貯金に励んでくださいね。

筆者プロフィール:武田明日香(たけだ あすか)
エフピーウーマン所属、ファイナンシャルプランナー。日本テレビ「ZIP!」やTBSテレビ「あなたの損を取り戻せ 差がつく! トラベル!」「Saita」「andGIRL」等の雑誌、「webR25」「わたしのマネー術」等のウェブサイトなど幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人を送るための知識を伝えている。人生の"やりたい"が"できる"に変わるお金の教養スクール開講中!