3.生活費の足しにしていつの間にか使っている
特別なことにボーナスを使った覚えはないのに、いつの間にか残高が減っている……。こんな人は、ふだんの生活費の補てんにちょこちょこと使っている可能性があります。特に、ボーナスを普通預金に入れっぱなしだったり、1カ月の予算やお金を下ろす回数・金額を決めておらず、何度もATMで引き出していたり……といった特徴が多いです。
まずは、ふだんのお金の使い方から見直してみましょう。細かく家計簿をつけるとストレスがたまる原因になりがち。レシートをストックして支出の把握や、家計簿アプリでお金の流れを確認といった方法で管理してみましょう。
また、ボーナスを生活費用の口座に置いたままにせず、貯蓄用の口座に分けるなどしましょう。うまく貯めている人は、ボーナスを好きなことに使う分と貯蓄分、運用分などに分けています。まずは大まかに、半分を消費分、残り半分を貯蓄と運用分などと分けるといいでしょう。投資に興味がありながらふだんは手を出せないという人は、ボーナスを機に始めてみるのもおすすめです。
いかがでしたか。せっかくの大きな収入の機会なので、有意義な使い方をしたいものですよね。自分へのごほうびとして楽しみつつ、賢く活用できるよう、使い道を見直してみてください。
筆者プロフィール:武藤貴子
ファイナンシャル・プランナー(AFP)、ネット起業コンサルタント
会社員時代、お金の知識の必要性を感じ、AFP(日本FP協会認定)資格を取得。二足のわらじでファイナンシャル・プランナーとしてセミナーやマネーコラムの執筆を展開。独立後はネット起業のコンサルティングを行うとともに、執筆や個人マネー相談を中心に活動中。FP Cafe登録FP。