電気毛布・ホットカーペット

電気毛布とホットカーペットはどちらも内部に埋め込まれている電熱線によって暖まる構造で、部分的な暖房器具として共通していますが、電気代には大きな差があります。強さ設定や大きさによって異なりますが、電気代は電気毛布が1時間あたりおよそ0.9~1.3円なのに対し、ホットカーペットは6.2~9円です。それぞれの体感や用途が違うので単純比較はできませんが、電気毛布で寒さをしのぐことができれば、かなり電気代を安くおさえることができます。

パネルヒーター・電気ストーブ

パネルヒーターは、ふく射熱という赤外線を利用した暖房器具です。スイッチを押せばすぐに暖かくなり、温風が出ないのが特徴です。電気代は、1時間あたりおよそ10.8~27円と決して安いとは言えませんが、エアコンで部屋が暖まる前や、脱衣所やトイレなど、狭い場所での短時間利用などに適しています。

電気ストーブは、本体から発する熱エネルギーで暖める暖房器具。電気代は部屋の大きさや出力数などによって異なりますが、1時間あたりおよそ27円です。すぐに暖まるので、朝や帰宅直後などエアコンを付けて部屋が暖まるまでの間など、短時間利用に向いています。

暖房器具にはそれぞれに特長と有効的な使い方があるので、時と場合に合わせて使い分けるようにすると、省エネ・節電効果を高めることができます。また、2016年4月から電力自由化が始まり、電力会社の選択肢が広がりました。これを機に節電について考えるのも良いかもしれません。

筆者プロフィール:武田明日香(たけだ あすか)
エフピーウーマン所属、ファイナンシャルプランナー。日本テレビ「ZIP!」やTBSテレビ「あなたの損を取り戻せ 差がつく! トラベル!」「Saita」「andGIRL」等の雑誌、「webR25」「わたしのマネー術」等のウェブサイトなど幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人を送るための知識を伝えている。人生の"やりたい"が"できる"に変わるお金の教養スクール開講中!