発表会の終了後に囲み取材が行われ、黒住氏が対応した。
楽天モバイルがドローンを売ることに関しては、少し突飛な印象を抱く。その点について、黒住氏はスマートデバイス、IoTといった括りで考えていると説明。「これまで、そうした領域に本格的に取りかかる機会があまりなかった。今回はチャンスと捉えている。SIMは入らないがモバイルと親和性が高い、今回のような製品を今後とも継続的に提供していきたい」と話した。
まずはオンラインによる販売を開始させ、将来的には、店舗にも置いていきたいという。「このサイズの高性能なドローンが、この値段で提供できるのは価値が高い。ただ、すぐに買える金額ではないことも認識している。DJIさんが開拓したユーザー層とは異なる層にアプローチできるのではないか。だからこそ、DJIさんと一緒になってやっていく意義がある」と黒住氏。
また、200gを超えるドローンには航空法が適用されるため、700g以上ある本製品では飛ばす場所に注意する必要がある。
この点について聞くと「ドローンの飛行に関する注意喚起は徹底していきたい」と黒住氏。購入に際しては同意書のようなものに必ず目を通してもらい、しっかりとした管理の下でドローンを飛ばしてもらえるようにしていくという。
スマートフォン、およびモバイルサービスだけにとどまらず、その周辺にも注力していくと語られた今回の発表会。黒住氏は「格安スマホ、という言葉には安かろう悪かろうというイメージが内在する。お得感は大事だが、そうしたネガティブなイメージを増長させることはやりたくない。そのためにも、しっかりとしたブランドをつくり、納得していただけるものをこれからも提供し続けていかないといけない」と語った。