デスクドックを利用した有線接続のContinuumは非常に快適

先述の通り、HP Elite x3の大きな魅力は、SoCとしてSnapdragon 820を搭載し、Continuumにフル対応していることである。Continuumを利用する手順は非常に簡単だ。デスクドックのDisplayPort経由で外部ディスプレイを接続し、HP Elite x3をデスクドックに装着すると、自動的にContinuumが有効になる。

デスクドック経由で外部ディスプレイに接続したところ。Continuumにより、外部ディスプレイ接続時はUIも変更される。外部ディスプレイ上のデスクトップ画面にはスタートボタンが用意され、PC向けWindows 10とほぼ同じUIに

Continuumが有効になると、外部ディスプレイにはスタートボタンとマウスカーソルがあるPC向けWindows 10とほぼ同じデスクトップ画面が表示される。Continuum利用時は、HP Elite x3の液晶をタッチパッドとして利用することも可能だ。Continuumを利用すると、Continuum対応アプリケーションのUIも自動的に変更される。

すべてのWindows 10 Mobile用アプリケーションがContinuumに対応しているわけではないが、HP Elite x3にプリンストールされている「Office Moblie」や「Edge」などは、Continuum対応だ。キーボードやマウスをデスクドックのUSBポートに接続すれば、Windows 10搭載PCとほぼ同じ感覚で使える。SoCの性能が高いため動作も高速で、快適にContinuumを利用できた。

HP Elite x3の通常利用時のデスクトップ画面。いわゆるタイルベースのUIで、スタートボタンはない

Continuum利用時は、HP Elite x3の画面をタッチパッドとして利用することも可能

【左】通常利用時のWordの画面。スマートフォンに最適化されたUIとなっている 【右】Continuum利用時のWordの画面。PC版のWordと似たUIになる