発表会に登壇したワコム マーケティング部 小幡氏は「現在3Dモデリングの需要が高まり、VRや家庭用3Dプリンタの低価格化により、3D制作や、3Dを楽しむ環境が整いつつある」と3D業界の現状を分析。
「ワコムユーザーの80%はモバイル環境でも『Fusion 360』や『ZBrush』といったクリエイティブソフトを完璧に使用したいと思っており、ワコムでは、これからも3D作品作りの支援を行っていきたい」と展望を述べた。
また、発表会ではイラストレーター・有田満弘氏による製品デモンストレーションや、メディア運営やイベントプロデュースなどを手がける梵天 代表の村上裕一氏と有田氏、ワコム開発担当の稲田祐一氏によるトークセッションなども行われた。こちらの詳しい内容は後ほどお届けする。
タッチ&トライ:ストロークの遅延を感じない
タッチ&トライコーナーでは、「Wacom MobileStudio Pro 13」「Wacom MobileStudio Pro 16」を実際に体験できたほか、「Wacom Cintiq Pro 13」のモックが展示され、コネクトまわりをチェックできた。
著者は「Wacom MobileStudio Pro 13」に触れてみたが、まず、会場の非常に明るい蛍光灯の映り込みを劇的に低減してくれるアンチグレア(反射防止)のフルフラットガラスのポテンシャルに驚いた。
また、「Wacom Pro Pen 2」の描き心地はまさに紙にペンで描く感覚。かなりのスピードで描いてみたがストロークの遅延もまったく感じなかった。そのほか、タブレット左右の側面は若干内側に反ったデザインを採用しており、ボタン類が非常に押しやすいデザインも好感触であった。
なお、11月19日・20日には、ワコム東京オフィスにて「Wacom MobileStudio Pro」の製品体験会(会場:株式会社ワコム東京支社 受付エリア/東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー31F)が行われるので、興味のある方は足を運んでみてはいかがだろうか。