ワコムは、8,192レベルの筆圧検知に対応したプロクリエイター向け液晶ペンタブレット「Wacom MobileStudio Pro」を2016年11月18日に発売する。その前日となる17日、ワコム東京支社でメディア向けの製品体験イベントが開催された。本レポートではその模様をお届けする。
8,192レベルの筆圧検知を実現
「Wacom MobileStudio Pro」は、外出先でも自由に創作活動を繰り広げられる、軽量設計のWindows 10搭載の液晶ペンタブレット。従来の「プロペン」の4倍の精度と筆圧レベル、最高レベルの応答速度を実現した「Wacom Pro Pen 2」で、より表現力に富んだ、直感的なクリエイティブ環境を実現する。
ラインナップは、2,560×1,440ドット解像度のIPS液晶を搭載した13.3型モデル、3,840×2,160ドット解像度の4K IPS液晶を搭載した15.6型モデルの2種類。CPUやメモリ、ストレージの違いで各モデル複数種類用意される。価格は13.3型モデルが168,000円から、15.6型モデルが278,000円から。
16日発表の「Wacom Cintiq Pro」もお披露目
体験会では、先日16日に発表されたばかりの、Windows・OS Xに対応した新たな液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq Pro」の製品説明および製品(モック)のお披露目も行われた。
「Wacom Cintiq Pro」は「Wacom MobileStudio Pro」同様、「プロペン」の4倍の精度と筆圧レベルに対応した「Wacom Pro Pen 2」を導入し、反射防止を施したフルフラットガラス仕上げタッチスクリーンを採用。紙にペンで描くような自然な描き心地を実現する。マルチタッチ機能に対応することで、ピンチ、ズーム、ナビゲーション、イラスト・写真・3Dモデルなどの回転も手軽に行えるという。
ラインナップは、13.3型のフルHDモデルと15.6型の4Kモデルを用意し、発売日は2016年12月下旬以降。価格は現時点では未発表で、後日案内するとのこと。