WiDrawer3アプリは、「写真」「動画」「音楽再生」「写真・連絡先のバックアップと復元」という機能を持った専用アプリ。GUIもシンプルで、直観的に操作できる。
「写真」「動画」「音楽」のメニューは、ストレージの中に保存してあるファイルを表示、再生する。ファイルをタップすればアプリ上で表示、再生されるが、ファイルを長押しすることで別アプリも呼び出せる。動画など複数の音声チャンネルがある場合、正常に音声が再生されない場合があるので、この操作で再生アプリを変えてみるとよい。
「写真・連絡先のバックアップと復元」は、スマートフォン内にある画像などのファイルを、SDメモリーカードにバックアップする機能。名前の通り、必要に応じて復元もできる。別の端末への復元も可能なので、機種変更時にも役に立つ。
ホーム画面の下部にある「SDカード」「USBメモリ」「iPhone」(Android端末の場合は「Android」と表示)のメニューからは、それぞれのストレージに保存されてるファイルにアクセス可能。ファイルをタップすればコンテンツを判別して表示、再生してくれる。
■iOS端末の対応ファイル形式 | |
---|---|
写真 | jpg、png、bmp、gif、tif |
動画 | m4v、mov、mp4、mpg、wmv、3gp、avi |
音楽 | aac、aif、m4a、mp3、wav |
ドキュメント | doc、docx、xls、xlsx、ppt、pptx、pdf、text |
■Android端末の対応ファイル形式 | |
---|---|
写真 | jpg、png、bmp、gif |
動画 | m4v、mov、mp4/flv、mkv、wmv、3gp、avi、m2ts、mpg、vob |
音楽 | aac、flac、m4a、mp3、ogg、wav |
ドキュメント | doc、docx、xls、xlsx、ppt、pptx、pdf、text |
また、右上のメニュー「設定」-「Wi-Fiストレージ設定」を選択すると、REX-WIFISD1H本体の設定が可能。それ以外はアプリの設定となる。基本的に初期設定のままでOKだが、セキュリティを高めたいときは、各種のパスワードを設定しておくとよいだろう。
「設定」の中にある、Guest、キャッシュサイズ、言語の選択はアプリの設定。「Wi-Fiストレージ設定」が本体の設定 |
「Wi-Fiストレージ」を選択すると「Wi-Fi設定」、「LAN設定」、「インターネット設定」、「システム設定」の4項目が表示される |
「Wi-Fi設定」ではSSIDやモードを変更可能。2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応する無線LANセキュリティも設定できる |
「LAN設定」ではMacアドレスの確認と、DLNAサービスの設定が可能 |
「システム設定」ではユーザー名やホスト名を設定できる。接続してるストレージの空き容量や、ファームウェアのオンラインアップデートもここで行う |
「インターネット設定」では、REX-WIFISD1Hを無線LANルータに接続してブリッジ機能を利用できる |
モバイルバッテリとしての機能は、容量3,000mAhで出力が1Aだ。iPhoneなら1回は満充電できるだろう。充電する際は、電源ボタンを短く押す。電源を入れずにPCなどとmicroUSBで接続すると、SDメモリーカードリーダとしても機能する。同時にREX-WIFISD1H側のバッテリ充電も行われる。
多機能ストレージとして優秀なモデル
REX-WIFISD1Hは、カバンやポケットに忍ばせておく大容量バッテリ&ストレージとしてはかなり優秀。スマートフォンの各種データのバックアップと復元も、いざというときのためにあって損はない。512GBまでのSDメモリーカードを使用できるので、スマートフォンの内蔵ストレージ容量を食いつぶす動画などは、SDメモリーカードなどに入れ持ち運ぶとよいだろう。スマートフォンの内蔵ストレージ容量が足りず、クラウドストレージもいまひとつ使いにくいと感じているなら、検討に値する製品だ。