食事は体づくりの基本とよく言いますが、毎日の暮らしを支える食材・食品は、天候の変化や為替などの影響を受けやすく、値上がりすることもしばしば……。生活必需品とはいえ、使えるお金には限りがあります。そこでポイントになるのは、我慢や忍耐などをせず食費を抑えること。日々の価格変動にも負けない、食費節約に効果的な買い物術を紹介します。
食費の予算を決める
食材・食品の価格は変動しやすいものだからこそ、毎月の予算を決めることが大切です。予算外の出費になりやすいのが、お米や調味料、乾き物、缶詰といったストック食品。日々の買い物をしっかり管理していても、月末前にお米が切れて予算オーバーとなってしまったら元も子もありません。これらのストック食品は、あらかじめ肉や野菜など日常的な食費と分けておきましょう。ストック食品にかける費用の目安は全体の4分の1。例えば、月予算を3万円と決めたら、ストック食品は7,500円、生鮮食品等は2万2,500円です。
冷蔵庫にあるもの、特売品を活用する
「とりあえずスーパーに行き、何となく目についたものを買う」といった買い物スタイルは、余計な出費の原因です。まず、買い物に行く前に家にある食材を確認しましょう。その上で、スーパーのチラシなどをチェックし、どんな料理が作れるかを考えます。家にある在庫や特売品をうまく活用することで、食材を無駄にすることなく食費を浮かせることができますよ。スマホ向けのチラシアプリやレシピサイトなど便利なツールを利用するのも手。また、同じ食品でもPB(プライベート・ブランド/自主企画商品)だとお手頃価格で買えることも多いので、比較検討の価値ありです。