エプソンは力覚センサーを使ってロボットの精密動作をデモ

エプソンの力覚センサー。送られてくる部材の微妙なズレを、ロボットアームが感触でフィードバックして吸収するというイメージだ

力の感じをロボットにフィードバックする応用例も見られた。

エプソンは工作ロボットを販売しているが、そのロボットに力覚センサーを付けて、精密動作を行うデモを見せていた。

デモは、隙間が10ミクロン(0.01mm)しかない部材を難なくはめ込むというもの。同じ部材を別途用意して、実際にはめ込んでもらう体験ができた。

少しでも斜めに入れるとハマらないため、力加減のフィードバックが重要となる。このようなセンサーが製造現場での精密組立に有効ということが理解できた。

ロボットアームを使ったデモ。奥に見える台には同じパーツが置いてあり、実際に体験してもらおうというもの。やってみたが感触で入れ方を補正しないとキレイに収まらない

ロボットアームの拡大。説明員いわく「5ミクロンでもロボットは入れられますが、体験コーナーの人だと斜めに無理やり入れてしまいかねない」ということで10ミクロンにしたそうだ