帰宅してしばらくの間、「畑でピザを焼いて、子どもたちに食べさせよう」というロマンを実現できなかったことにうちひしがれた……orz。しかし、今後も畑で家電を使う機会はある (えっ、あるのか?)。ピザを焼くために何が必要なのかを調べてみた。
VGO-55の消費電力は1200Wだ。そして、電圧は当然100V。残念ながら、通常のクルマに搭載されている12Vのシガーソケットでは動作させることができない。「ハイブリッドカーなら!」と思ったが、現在発売されているハイブリッドカーのコンセントは、その多くが家庭のコンセントとは違って、1500W出力まで対応していない (アクセサリー対応はある)。
ハイブリッドカーでリベンジ!
知人の畑でのジャガイモ掘りはもちろん、この先、子どもの成長に合わせてアウトドアを楽しむ機会は多そうだ。そこで100V・1500W出力を標準で備えている数少ない車種「エスティマハイブリッド」をレンタル。自宅の前でピザ焼きに挑戦してみた。
VGO-55には、事前にピザ用石材プレートをセットしてある。アクセサリーコンセントに電源を供給するため、運転席にある出力ボタンをオンにして、VGO-55の予熱をスタートする。温度設定は最高の「4」にしておく。
石材プレートが十分に熱くなるまでの間に、ピザ生地を伸ばし、具材を並べておく。もちろん、主役はジャガイモだ。食べやすいように薄くスライスして、電子レンジで軽く火を通しておいた。半分はケチャップベースのトマトソース、半分は明太マヨネーズをたっぷりとかける。
15分ほどで予熱が完了したら、いよいよピザを焼くことができる。専用のピザパドルに生地をのせて、石材プレートの上に移動。そして5分ほど。手作りの生地は一気に焼きあげられ、パンのように膨らんだ。この生地づくりの部分は筆者に課題が残るようだが、底面はカリッカリ。そして、チーズの部分はとろっとろの絶品ピザができあがった。
さらに、VGO-55ではピザ以外のメニューも楽しめる。下ごしらえなどが必要なのでクルマの中ですべて行うのは難しいが、深さのあるディッシュプレートを使うことでパエリアなども調理できる。
1500Wの高出力で調理家電が使えるエスティマハイブリッドと、400℃で食材を調理できるグルメオーブン VGO-55があれば、畑でいろんな料理が楽しめそうだ。次のジャガイモ掘りまでに、ピザ生地づくりの腕を上げておかなくては!
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