ペン入力にも対応した2in1ノート
「ThinkPad X1 Yoga」は、ヒンジ部分が360度回転する機構を備えた2in1ノートPCだ。液晶ディスプレイ搭載モデルと有機ELディスプレイ搭載モデルをそろえる。ディスプレイの違いに加えて、液晶モデルでは本体の重量が約1.36kgのところ、有機ELモデルでは約1.27kgとさらに軽量になっている点も見逃せない。
いずれのモデルも特殊なヒンジにより、通常のクラムシェル型ノートのように使える「ラップトップ」に加え、フォトスタンド風の「スタンド」や、空きスペースが少ない場所に設置する際に便利な「テント」、タッチ操作やペン入力の際に使いやすい「タブレット」の4つのモードに変形して利用できる。
「ThinkPad」ブランドの製品らしく、本体は黒を基調にした直線的なデザインが印象的で、天板と底面もムダな飾りや凹凸がなく、まさに質実剛健といった感じに仕上がっている。
インタフェースは、本体左側面に電源コネクタ、Lenovo OneLink+、Mini DisplayPort、USB 3.0、一方の右側面に電源ボタン、音量調節ボタン、ヘッドホン出力、USB 3.0×2、HDMI端子を搭載する。また、本体背面にはmicroSDメディアカードリーダーも装備している。
今回レビューした試用機の大きな特徴となっている有機ELディスプレイは、14型で解像度は2,560×1,440ピクセルのWQHDだ。10点マルチタッチおよびペン入力に対応しており、製品にはデジタイザーペン(ThinkPad Pen Pro-3)も付属する。
このペンはバッテリーを内蔵しながら非常に小型軽量で、未使用時は本体に収納しておくことができる。ちなみに、ペン内蔵バッテリーは本体格納時に自動的に充電される仕組みになっていてとても便利だ。